主訴

M.0.様 (79歳・女性)

背骨の湾曲と痛み

現病歴

10年前に都内大学病院にて骨粗鬆症と診断される。
胸椎・腰椎の圧迫骨折を認める。
身長145cm 体重37kg

血液検査データ

・貧血・A/G↓(アルブミン低下)
・ビタミンB群欠乏・潜在性鉄欠乏
・亜鉛欠乏

治療

2005年3月より、総合的な栄養療法を約1年施行

ドクターコメント


% Young Ref.は、80%以上が正常、80~70%が骨量減少、70%以下が骨粗鬆症。この患者様の2005年7月の骨密度は60.3%であり骨粗鬆症であった が、栄養療法により75.5%に上昇している。また、2005年7月では年齢平均より12.4%骨密度が低かったが、治療後は年齢平均を10.0%上回っ ている。 L(腰椎)2-4の骨密度の平均は25.2%上昇している。
*通常の薬物療法では、骨密度の改善率は5%程度です。

経過

骨密度の推移(DEXA法:かかりつけの大学病院による)

 
2005.7.28 2006.1.25 改善率
% Young Ref 60.3 75.5↑ 15.2%↑
T-Score -2.91 -1.79↑ 1.12ポイント↑
% Age Matched 87.6 110.0↑ 22.4%↑
Z-Score -0.51 0.41↑ 1.12ポイント↑
BMD(L2) (g/cm2) 0.554 0.706↑ 27.4%↑
BMD(L3) (g/cm2) 0.715 0.943↑ 31.9%↑
BMD(L4) (g/cm2) 0.615 0.697↑ 13.3%↑
BMD(L2-4) (g/cm2) 0.627 0.785↑ 25.2%↑
*BMD(bone mineral density):骨密度(骨の強さ)
*% Young Ref.:若年成人平均値(骨が最も強いとされる)の骨密度に対する割合
*% Age Matched: 年齢別平均の骨密度に対する割合
*T-score:若年成人平均値に対する標準偏差値
*Z-score:年齢別平均の骨密度に対する標準偏差値
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