アトピー性皮膚炎の最初の治療は、まずお腹のお掃除です。
栄養療法によりお腹の中のヘドロが一掃されると一緒に悪玉菌も排泄されるので、アトピー性皮膚炎の不快症状は大きく軽減します。
もう一つの問題は、体の中に蓄積された有害物質のデトックスです。
上記に説明しましたが、解毒の中心は肝臓です。
アトピー性皮膚炎の方は肝臓の解毒機能を上回るほど有害物質が蓄積されているので、栄養療法による積極的な肝機能の改善が大切です。
ほとんどステロイド剤を使用していなければ、浸出液が止まらないほど悪化した場合でも、割と短期間で改善します。
過去にステロイドを長期間使っていた方は、治療に時間を要します。
これはミトコンドリアにはステロイドホルモンのレセプターがあるため、ステロイド治療によりミトコンドリア機能が抑制されエネルギー産生が著しく低下するためです。
生殖細胞以外で、もっともミトコンドリアが多い臓器が肝臓ですから、肝機能が低下し十分に解毒排泄ができなくなるのです。
長期的なステロイド剤の使用がミトコンドリアの機能低下を招き、低体温や寿命短縮が起こります。
ステロイド剤を使い始めてから生き続けられる平均が15年とも言われていますから、子どもたちに安易に使わないようにしていただきたいものです。