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NEWS & BLOG | HYGEIA通信(訃報・サイモントン療法)

また会う日まで。

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. がんの患者さま向けの心理療法、サイモントン療法の創始者サイモントン博士の訃報を伝えています。
  2. 当時の当院では、摂食障害や自律神経失調症、月経前症候群の方にもこの療法を行っていました。
  3. この療法は「死=敗北」とは考えず、病気や死の捉え方を変える点が特徴だと説明しています。
  4. 博士を送る「旅立ちの会」に参加し、和やかで希望に満ちた会だったと筆者は書いています。

お久しぶりでございます。

自分自身のQOLの確保のため、長らく放置しておりました。

のぞきにきていただいた皆様には感謝申し上げます。

さて、前回の内容に引き続いてになってしまいますが今日も、ある偉大なドクターの訃報に関連する記事です。

今日はいつもの栄養に関する話とはちょっと違いますが、よろしければお読みください。

私のクリニックで提供させていただいている治療法の一つに、サイモントン療法があります。

これはもともとアメリカの放射線専門医でいらしたカール・サイモントン先生が開発した、がんの患者様向けの心理療法なのです。

がんの患者様以外でも、当院では摂食障害や自律神経失調症、月経前症候群など、希望される方にお受けいただいています。

全員とは言いませんが、この療法を受けていただくことで、とても大きな変化をされる方がいらっしゃいます。

若い方では、「別人??」と思うくらい、大きな変容を遂げる方もいらっしゃるほどです。

私自身もとても大好きな治療法なのです。

この療法の創始者であるサイモントン先生が、残念ながらこの6月に亡くなられました。

そして日本の関係者による「旅立ちの会」が先日開かれ、それに参加してきたのです。

この療法のユニークな点のひとつは、病気や死の捉え方です。

通常、「死」はとてもネガティブなイメージを持っています。

がんという言葉がネガティブな響きを持っているのは、そのイメージがネガティブな「死」と直結しているからでしょう。

がんに限りませんが、死は忌み嫌われるものであり、「死=敗北」と言うイメージが、一般的にはあると思います。

しかし本当にそうなのでしょうか?

本当に「死=敗北」であれば、死に至る患者はすべて敗北者であり、それに携わる医療者もすべて敗北者です。
生きとし生ける者はすべて敗北者になってしまいます。

決してそうではない、というのがこの療法の立場です。
(だからと言って、決して死を「座して待つ」ということを推奨しているわけではありません。これについては長くなるのでまたいずれ)

そういった療法なので、この旅立ちの会も、博士を名残惜しみながらも、和やかで穏やかで希望に満ちた、とてもよい会でした。

死は新たな旅立ちであり、決して悲しむべきものではない、と、おそらく会場にいた全員が思っていたことでしょう。

博士の業績についてはまたの機会に書こうと思いますが、栄養療法とはまったく違うものの、とても素晴らしい業績を残されて旅立った偉大な先生の旅立ちを祝う会に同席することができて、とても光栄だと思いました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

サイモントン療法―治癒に導くがんのイメージ療法

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最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2009年の記事に追記

2026年時点で、がんの患者さまへの心理療法は、気持ちのつらさや生活の質を和らげるとまとめられています。イメージ療法が体の症状や生存期間を変えるかどうかは、はっきりしていません。

  • 198件の研究(22,238人)のまとめです。心理療法や心理教育で、気持ちのつらさと生活の質に小〜中程度の改善がみられました。出典:Faller ほか, J Clin Oncol 2013/PubMed 23319686・DOI 10.1200/JCO.2011.40.8922
  • イメージ療法だけを行った試験のレビューでは、不安や安心感の改善がみられました。一方、吐き気など体の症状への効果ははっきりしませんでした。出典:Roffe ほか, Psychooncology 2005/PubMed 15651053・DOI 10.1002/pon.889
  • 心理社会的な支援と生存期間の関係は、これまでのメタ解析で結論が分かれています。2439人の試験をまとめた解析では、生存に有利な結果でした(ハザード比0.71)。出典:Mirosevic ほか, Cancer Med 2019/PubMed 30600642・DOI 10.1002/cam4.1895

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2009 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2009年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

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よく聞かれること

サイモントン療法は、がんそのものの治療ですか?
がんそのものの治療ではありません。心理療法は、気持ちのつらさや生活の質を和らげる目的で、がんの治療と並行して行うものです。がん治療のご相談は、親クリニックのプレシジョンクリニック東京で承っています。
がんの患者さまは、心のケアをどこで相談できますか?
がん診療連携拠点病院の相談支援センターなどで相談できます。まずは主治医に気持ちのつらさを伝えてください。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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