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NEWS & BLOG | 栄養コラム

食べたものが顔に出る

 HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 肌の色や質感には不足している栄養素が出ます。青白い・黄色みは鉄欠乏、目の周りの黒ずみや口角の炎症は亜鉛欠乏を疑います。
  2. シワやたるみが年齢より目立つ「老け顔」はたんぱく質不足のサインです。ニキビはB群・A・鉄・低血糖など原因が複雑です。
  3. 美肌の材料は口から摂る栄養素です。高価な化粧品を塗っても、欠乏を直さなければ肌はきれいになりません。

この仕事をしていると、人の顔を見ただけで、どんな栄養素が足りないのか大体わかります。

食べているものが顔に出るんです。

これ本当。

例えば、肌色が青白かったり、黄色みを帯びて血色が悪いような人は、貧血か鉄欠乏です。

目の周りが黒ずんでいたり、口角に湿疹や炎症のある人は、亜鉛欠乏を疑います。

慢性湿疹があるような人は、亜鉛欠乏やビタミンB群欠乏を連想します。

皮膚の新陳代謝にはそういった栄養素が必要不可欠なのです。

また、見ただけで

「こりゃタンパク質が不足してるわ」

とわかる人もいます。

それは、年齢に比べてシワが目立ち、たるんでハリのない肌をしている人です。

要するに「老け顔」です。(ああ、怖い…)

老け顔だけでなく、タンパク質不足では、いろいろな肌トラブルが起こります。

くすみや肌荒れ、毛穴の開きなどももちろんそうです。

肌が薄い、というのもそうですね。

そういう人は大体ビタミンB群も不足していますから、肌の新陳代謝が非常に低下しているのです。

また、血液検査をすると、赤血球の大きさを表すMCVが異様に高値になっている人がいます。

これはビタミンB12と葉酸の不足により、赤血球に大球性の変化が起きているということを意味しますが、こういう場合毛細血管の血流が非常に悪くなってしまいます。

こういう方のお肌は、「くすみ」を通り越して「真っ黒」です。

(いわゆる「色黒」というのとは違う黒さなのです)

ビタミンB12や葉酸は、「タバコ」や「飲酒」で消費量が増加し、欠乏しやすくなります。

喫煙者やアルコール中毒者の顔色が悪いのは、こういう原因もあるのです。(胃が悪い方も欠乏に陥りやすいです)

ニキビは、原因が複雑です。

ビタミンB群不足はまず絶対ですが、ビタミンAが必要な場合もありますし、鉄欠乏が原因の場合もあります。

そして実は低血糖が原因である場合もあるのです。

なので、ニキビがたくさんある人を見ると、甘いものを食べ過ぎているんじゃないだろうか、とまず思います。

活性酸素ダメージが原因である場合も多いので、ビタミンCやEも必要です。

そしてタンパク質不足は全てに関係しています。

ニキビや虫刺され、打撲や傷のあとなどが治りにくく、なかなか消えない、というのも、タンパク質などの肌の材料不足による部分が大きいです。

肌の新陳代謝が衰えていることの表れです。

最近年のせいか、傷の跡が消えなくて…、とおっしゃる向きは、老化というより栄養素の不足を疑ったほうがよいでしょう。

若くても、お肌が荒れていたり、キレイとは言えない方がいらっしゃいますが、そういう方は普段

ろくなものを食べていない

ということを宣伝して歩いているようなものです。

要するに、お肌を作るのに必要な材料、つまりタンパク質・ビタミンB群・ビタミンC・鉄・亜鉛などの栄養素を、ちゃんと食べていないのです。

食生活はきちんと肌に表れるのです。

厚化粧をしても、流行のメイクをしても、何を食べているかはバレてしまうのです。

肌のトラブルには、必ず原因があるのです。

栄養欠乏を是正せずして、高価な化粧品をいくら使ったところで、お肌をきれいにすることはできません。

美肌のために必要なものは、肌の材料(=栄養素)である

ということを知っていただきたいと思います。

これは口からとらなくてはだめで、肌にいくら塗りつけても無意味です。

アトピーや尋常性乾癬などは、単に栄養欠乏というよりは特殊な型ですが、基本的に炎症性疾患ですから、肌の材料をきちんと入れた上で、炎症を抑える不飽和脂肪酸やビタミンA・B・C・Eなどで良くなります。

過ぎた栄養素の欠乏を治すには、食事の改善はもちろんですが、治療量の栄養素の補給、つまり栄養療法が最も効果的な方法です。

肌の悩み、からだの内側からも見てみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

アトピー性皮膚炎について、くわしく見る

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2006年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

研究でわかっていること

  • 摂食障害の系統的レビューでは、亜鉛・鉄・ビタミンA・Cの不足が、抜け毛・皮膚の乾燥・もろい爪として現れていました。(Rallis ほか, Nutrients 2024)

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。

当院の実例(医師の記録・個人差があります)

64歳の女性。動悸・不安の発作で救急搬送されても、原因がわかりませんでした。初診時の検査で7つの不足・異常が見つかり、4か月で自覚症状がほぼ消えました。くわしくは 自律神経失調症の改善例。

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よく聞かれること

サプリメントは市販のものではだめですか
当院の治療用サプリメントは血液検査の結果にもとづいて医師が種類と量を決めます。市販のサプリメントとの違いは3つです。①1粒あたりの含有量が多い ②天然由来の原材料を用いている ③吸収率が高い。
食事だけで治せますか
食事の見直しが土台です。不足が大きい場合は、治療量の栄養素を補ったほうが早く整います(記事の記載)。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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