これらの症状は、コルチゾールの分泌不足により、よく起きる症状です。
そしてこれらの症状が進行すると、日常生活を行うのが困難になってしまいます。
しかし残念ながら、日本にはこれらの症状がコルチゾールの不足によるものだと正しく判断できる医師がほとんどいません。
一般的な血液検査などを行っても、異常があることはほとんどなく(普通コルチゾールは調べません)、問題なしと診断されてしまいます。
そのため、患者さまの訴える症状だけを聞いて、「うつ病」「慢性疲労」「自律神経失調症」「アレルギー疾患」などと診断されてしまいます。
そのような誤った診断のもとで治療を行っても、根本原因を治療しているわけではないので、多くの場合、症状の改善は期待できません。
疲労を訴える患者さまの場合などは、「気持ちの問題」「怠け病」などと診断されてしまうこともあります。