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NEWS & BLOG | 患者例

改善の経過が早かった関節リウマチの患者様

 HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 関節リウマチと診断された40代前半の方は、栄養療法3か月で痛みが10→2〜3に減り、疲れ・立ちくらみ・耳鳴りもなくなりました(医師の記録)。
  2. 血液データでは貧血・たんぱく質不足・低アルブミン・B群と鉄と亜鉛の欠乏があり、3か月で炎症所見と貧血が改善しました。
  3. 医師の経験では、リウマチの方は最初の3か月で痛みが平均して10→5くらいに減ります。個人差があり、時間のかかる方もいます。

関節リウマチは難病と言われる病気の代表的なものですが、栄養療法が効果を奏する場合がとても多い病気でもあります。

今回は、関節リウマチと診断された40代前半の患者様の経過です。

主訴は、

・4ヶ月ほど前からのひざ・手首、指などの痛み
・手指の脹れ

であり、かかりつけ医より1種類の免疫調節薬を処方されていらっしゃいました。
(ステロイドも処方されましたが飲みたくないので飲んでいない、と言うことでした)

この他に、

・疲れやすい
・冷え性
・立ちくらみ
・めまい
・耳鳴り
・集中できない
・夢を多く見る
・食が細い

などの様々な症状をお持ちでした。

血液データでは、いわゆる関節リウマチの検査項目である、

・リウマチ因子
・CRP
・血沈
・MMP-3
・抗ガラクトース欠損IgG抗体

等の上昇を認め、明らかにリウマチと診断される結果でした。

栄養学的な所見としては

・貧血
・タン白質不足(総蛋白濃度が低いとは限らず、むしろ血液濃縮のため高い場合が多い)
・低アルブミン・A/G(アルブミン/グロブリン)比の低下
・ビタミンB群欠乏
・鉄欠乏
・亜鉛欠乏
・低コレステロール

などの問題が見られました。

リウマチに限らず、膠原病全般やその他の慢性炎症性疾患には共通した栄養失調のパターンがあるのですが、それほど程度は強くないものの、その典型的なパターンを示すものでした。

この患者様に、血液検査のデータに基づいて、タン白質・アミノ酸・ビタミンB・C・E・ヘム鉄・亜鉛・カルシウム・マグネシウム・コンドロイチン等の栄養素の補給(かなり多い量です)を3ヶ月行っていただきました。

そして先日、2回目の採血の結果のカウンセリングにいらっしゃったのですが、かなり自覚症状が改善したと報告してくださいました。

・痛みは初診時の痛みの程度が10だとすると、2から3くらいに軽減した
・疲れにくくなった
・立ちくらみ・めまい、耳鳴りなどがなくなった
・冷え性が改善してきた
・むくみにくくなった
・もろかった爪が丈夫になってきた
・傷の治りが速くなった

などなど、多くの症状において改善が見られました。

データ上も、

・炎症所見の改善
・貧血の改善
・アルブミンの上昇
・貯蔵鉄の上昇
・コレステロールの上昇

など、素晴らしく栄養状態が改善していらっしゃいました。

まだ薬を飲んでいらっしゃいますが、さらに症状が改善すれば必要なくなると思われます。

リウマチの原因は不明とされていますが、その背景には間違いなく栄養失調があります。

分子栄養学的な視点から見ると、もともと栄養失調が存在し、免疫力や自己治癒力の低下が起きているところに、なんらかの異常な免疫を誘発するような条件(細菌やウイルスの感染など)が重なることにより、自己免疫が誘発されると考えられます。
もちろん、遺伝的な素因やストレスなど、様々な要因が存在するでしょう。
しかし、このように栄養素の補給を行っていくことで、血液データの改善とともに、症状が改善していくのです。

また、痛みがよくなるだけでなく、他のいわゆる不定愁訴と呼ばれる自覚症状も、ついでによくなってしまうのが栄養療法の素晴らしい点です。
不定愁訴の多くは栄養失調の症状ですから、治そうと思わなくても一緒に治ってしまうわけです。

これはどんなご病気の方でも同じで、治したい病気の他にいろいろな症状までもがよくなっていったり、お肌もきれいになったり、ダイエット効果もあったりしてしまう(!)のです(ホントですよ)。

私の経験では、リウマチの方は最初の3ヶ月で痛みの程度は平均すると10から5くらいに軽減する方が多いです。
とてもよく効く方は、この患者様のように2~3まで軽減する方もいます。
もちろんもっと時間がかかる方も多いですし、炎症の程度が強い方はなかなか改善しにくい場合もあります。

1回よくなっても体調によって波もあります。
この患者様は、まだ発症して日が浅く、栄養失調の程度がそれほど重症化してはいなかったので、改善の経過が早かったのだと考えられます。

もちろん完全によくなるまでにはもう少し時間がかかりますので、量を調節して栄養療法を継続していただくことになりました。

痛みに煩わされることなく、充実したHappyライフを送られることを願っております。

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血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

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当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2007年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

研究でわかっていること

  • 欧州リウマチ学会(EULAR)の2022年の推奨は、関節リウマチの最初の治療をメトトレキサートとし、早く始めることを勧めています。栄養療法は、その治療の代わりにはなりません。(Smolen ほか, Ann Rheum Dis 2023)

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。

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よく聞かれること

リウマチの薬を飲んでいます。受診できますか
できます。その治療と並行して、たんぱく質・鉄・亜鉛・ビタミンの不足と腸の状態を検査で確かめます。薬の中止や減量は主治医と相談します。
検査で何がわかりますか
血液60項目以上に加えて、必要に応じて IgG 食物過敏症検査・便(CDSA)検査を行います。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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