お久しぶりでございます。

更新しないことに慣れてしまった今日この頃です。。

いけませんねぇ…(^-^;;

今日は、産婦人科医でもある私のツボにはまった、可愛いお話です。

書きかけの話がいっぱいですみません。

妊娠中にサプリメントでしっかり栄養素を補って生まれてくる赤ちゃんは、栄養療法業界(?)では「ビタミンベビー」と呼ばれています。

お母さんのお腹の中で、十分な栄養素をしっかりもらって生まれてきた赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんに比べるとトラブルも少なく、病気もしにくく、とても育てやすいと言われています。

妊娠中にビタミンB群と鉄を補って生まれた赤ちゃんと、そうでない普通の赤ちゃんと比べると、4歳でのIQが平均8違うと言うデータもあります。

以下は人づてに聞いた話なので、科学的根拠があるとは言い難いのですが、こんな話があります。

まだ言葉を理解しているとは考えにくい、でも自分で動くようになりはじめて危ない目に会う心配がある時期のビタミンベビーに、危ないから階段には近づかないように、とか、熱いからストーブにさわってはダメよ、などと、よ~~く言って聞かせると、ちゃんと言われた通りに注意を守るのだそうです。

赤ん坊なのに、大人の言っていることをちゃんと理解しているのではないか…、というわけです。

そして先日、妊娠9ヶ月の患者さまが受診なさった時の話です。

その方はもともと産後のうつ症状でおいでになられた方ですが、明らかに栄養不良の状態でいらっしゃり、栄養療法によってとてもよくなられました。

そしてめでたく次の赤ちゃんを授かられたのです。

サプリメントを飲んでいるのといないのでは、まったく体調が違う。。。ということで、妊娠中もサプリメントを飲み続けていらっしゃいました。

そんな先日、妊婦検診で、逆子であることがわかったそうです。

もし逆子のままだとこのご時世ではまず帝王切開になるので、その方はあわてて、お腹の赤ちゃんに「頭を下にするように」と言って聞かせたそうです。

そう言い聞かせた途端、いきなり赤ちゃんが元気よく動き出し、ひとしきり痛いくらいによく動いたそうです。

そして次の妊婦検診に行ったら、きちんと頭が下になって逆子が直っていたそうです。

ちゃんと言うことを聞いたのね~~!!と、患者さまと盛り上がってしまいました。

もちろん、ビタミンベビーでなくても逆子の多くは直りますから、ビタミンベビーだから逆子が直ったのだとは言えませんし、まったくの偶然かもしれないのですが、患者様にしてみると、赤ちゃんが言われたことを理解して動いたとしか思えないそうです。

また、今までのお子さんと比べると反応が違う…、とおっしゃるのです。

どちらにしても、お母さんに言われて、お腹の中で一生懸命動いている赤ちゃんの姿を想像すると、なんとも可愛いと思いませんか?

胎児フェチですが、何か?(笑)

話はそれますが、小さな子どもが、お母さんのお腹の中にいた時のことや生まれた時のことを覚えていて、それについて話すのを聞いてビックリした、などという話をたまに聞きますが、私はありえる話だなあ、と思っています。

常識的に考えたら、胎児や幼児にそんな知能があるとはもちろん考えにくいのですが、人智を超えた「叡智」のようなものが、胎児や新生児や幼児には、ちゃんと宿っていると思うのです。

むしろ成長するにつれて、さまざまな理由で、そのような力が弱っていってしまうのではないでしょうか?

とくに現代人は…。

株式会社HYGEIA