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NEWS & BLOG | お肉を食べよう連載(5)

お肉を食べよう!~タン白質の重要性~(5)

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. ニコライ・ヴォルム著『肉がよくないなんて、誰が言った』を、肉が体によい理由を書いた本として紹介しています。
  2. 肉のタン白質は必須アミノ酸をすべて含み、ビタミンA・B群と鉄・亜鉛のよい供給源だと説明しています。
  3. 今の若い女性はあまり肉を食べないため、亜鉛と鉄の不足が見られると、本の内容を引いて書いています。
  4. 野菜もきちんと食べるべきですが、野菜だけで十分な栄養素をとるのは難しいという立場です。

現代人(特に女性)のタン白質不足についてお話してきたが、そこでこの本の中身である。

ニコライ ヴォルム, Nicolai Worm, 佐々木 建, 花房 恵子
肉がよくないなんて、誰が言った

私はこの本を見つけた時、よくぞ言ってくれました、と感激したのだが、どうして「いまどき」肉を食べろなどと言うのだろうか?

だって世の中の趨勢に明らかに逆行している。

「お肉は体に悪いんじゃないの?お豆腐や納豆ではダメなの?」と思いますよね。

もちろん植物性タン白質が「悪い」わけではないのだが、いろいろな理由でお肉は優れた食品なのである。

第一章「肉が身体によいわけ」を抜粋してみると

① 必須栄養素
肉に含まれるタン白質は動物の種類に関係なく、必須アミノ酸をすべて含有している。(植物性タン白質は肉ほど完全ではない)

脂質の種類は必須の一価および多価不飽和脂肪酸が多い(55~70%)。(いわゆる脂身の部分は確かに飽和脂肪酸が多い)

ビタミンA、B1、B2、B6、B12を多く含んでいる。

若い女性に重度の欠乏が認められる、鉄や亜鉛のよい供給源である。

② 栄養不足
前述したように現代の若者、特に若い女性はあまり肉を食べないので亜鉛と鉄の不足が認められる

③ 植物性のタン白質に比べ、栄養密度が高い
脂肪の少ない肉では低カロリーで多くの栄養素を含んでおり、栄養素とエネルギーのバランスがよい

などなど。

タン白質と各種微量栄養素(ビタミンB群やビタミンA・E等の脂溶性ビタミンなど)を同時に摂れるのが、肉食の最大のメリットと言えるだろう。

もちろん野菜もきちんと食べるべきであるが、野菜からの栄養素はなかなか吸収しづらいので、それだけで十分な栄養素を摂ることは実際には難しい。

つづく。

あなたのからだの「足りない」、検査で確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

分子栄養療法とはについて、くわしく見る

最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2006年の記事に追記

2026年時点の研究でも、肉は鉄や亜鉛のよい供給源と確かめられています。一方で、植物性タン白質を多くとる人ほど死亡率が低いという解析もあり、どちらかに偏らない見方が広がっています。

  • 32件の追跡研究をまとめた解析では、総タン白質の摂取が多い人は全死亡が低めでした(0.94)。植物性タン白質も全死亡(0.92)と心血管病の死亡(0.88)が低めでした。動物性タン白質は、心血管病やがんの死亡と関連しませんでした。出典:Naghshi ほか, BMJ 2020/PubMed 32699048・DOI 10.1136/bmj.m2412
  • 妊婦を対象にした解析では、菜食の妊婦は亜鉛の摂取量が毎日1.38 mg少ない結果でした。ただし、どちらの群も推奨量に届いていませんでした。出典:Foster ほか, Nutrients 2015/PubMed 26056918・DOI 10.3390/nu7064512

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2006 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2006年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

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よく聞かれること

肉を食べない人は、何に気をつければいいですか?
鉄や亜鉛、ビタミンB12が不足しやすいとされています。大豆製品や卵・乳製品を組み合わせ、血液検査で貯蔵鉄(フェリチン)などを確かめると安心です。
大豆などの植物性タン白質ではだめですか?
だめではありません。研究では、植物性タン白質を多くとる人ほど死亡率が低めでした。肉と植物性の食品を組み合わせる考え方が、今の研究と合っています。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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