いやー、間が開いてしまいました。

この週末、ドクター向けの分子整合栄養医学講座がありました。

そこで4名のドクターが症例発表を行い、私も3例の症例を発表したのですが、実は私自身の体験も発表しました。

症例:○○歳女性(←隠してどうする)
主訴:易疲労、肩こり、腰痛、食欲不振、胃もたれ、腰痛、むくみ、冷え性

血液検査結果より、

① タン白質不足
② 潜在性鉄欠乏
③ 糖質の摂取が多い
④ 低コレステロール血症

と診断されました。

そこで、プロテインとアミノ酸、ヘム鉄を中心に、ビタミンB・Cとカルシウム・マグネシウム、マルチミネラルを処方し、4ヵ月栄養療法を行ったところ、上記の症状はほとんど改善しました。
(肩こりだけはまだありますが、肩こりの原因は複雑なので仕方ないでしょう)

低コレステロール血症と言うのはあまり聞かないかもしれませんが、コレステロールは高いより低いほうが死亡率は高いので、低いのはよくありません。

私の家族はほとんどコレステロールが低く、脳卒中が多い家系で、祖父は脳出血で50歳そこそこで亡くなっています。

このように昔、日本人に脳出血が多かったのは、コレステロールが低かったからです。

私の場合は、治療前は141mg/dlだったのが、栄養療法にて195 mg/dlに上昇しました。

通常問題にされるのはコレステロールが高い場合ですが、栄養療法を行うと脂質代謝が正常化するので、いい具合に下がってきます。

もちろん、太っている方はやせることも大切です。(これが難しいのですけどね)

それと、人体実験と称して肉体改造に挑戦した時のデータも発表しました。

これも自分的には興味深かったのですが、これについてはまた次回。

今、トリノの男子スピードスケート・ショートトラックをライブ中継しています。

日本勢頑張れ~~!!

株式会社HYGEIA