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NEWS & BLOG | 症例発表(医師本人の例)

症例発表

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 医師本人の例です。疲れやすさ、肩こり、腰痛、食欲不振、むくみ、冷え性などがありました。
  2. 血液検査で、タン白質不足、潜在性鉄欠乏、糖質の多い食事、低コレステロール血症と診断されました。
  3. プロテインやヘム鉄などを4ヵ月使い、肩こり以外の症状はほとんど改善したと記録されています。
  4. コレステロール値は、治療前の141mg/dlから、栄養療法のあと195 mg/dlに上がったと記録されています。

いやー、間が開いてしまいました。

この週末、ドクター向けの分子整合栄養医学講座がありました。

そこで4名のドクターが症例発表を行い、私も3例の症例を発表したのですが、実は私自身の体験も発表しました。

症例:○○歳女性(←隠してどうする)
主訴:易疲労、肩こり、腰痛、食欲不振、胃もたれ、腰痛、むくみ、冷え性

血液検査結果より、

① タン白質不足
② 潜在性鉄欠乏
③ 糖質の摂取が多い
④ 低コレステロール血症

と診断されました。

そこで、プロテインとアミノ酸、ヘム鉄を中心に、ビタミンB・Cとカルシウム・マグネシウム、マルチミネラルを処方し、4ヵ月栄養療法を行ったところ、上記の症状はほとんど改善しました。
(肩こりだけはまだありますが、肩こりの原因は複雑なので仕方ないでしょう)

低コレステロール血症と言うのはあまり聞かないかもしれませんが、コレステロールは高いより低いほうが死亡率は高いので、低いのはよくありません。

私の家族はほとんどコレステロールが低く、脳卒中が多い家系で、祖父は脳出血で50歳そこそこで亡くなっています。

私の場合は、治療前は141mg/dlだったのが、栄養療法にて195 mg/dlに上昇しました。

通常問題にされるのはコレステロールが高い場合ですが、栄養療法を行うと脂質代謝が正常化するので、いい具合に下がってきます。

もちろん、太っている方はやせることも大切です。(これが難しいのですけどね)

それと、人体実験と称して肉体改造に挑戦した時のデータも発表しました。

これも自分的には興味深かったのですが、これについてはまた次回。

今、トリノの男子スピードスケート・ショートトラックをライブ中継しています。

日本勢頑張れ~~!!

この症例の治療について(2026年10月 追記)

治療の内容
プロテインとアミノ酸、ヘム鉄を中心に、ビタミンB・C、カルシウム・マグネシウム、マルチミネラルの処方(記事の記載)
治療の期間
約4か月
費用(自由診療)
検査 16,500円、約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円(いずれも税込・2026年の料金)。治療用サプリメントは処方の内容で変わります。記事の当時の費用とは異なります。治療中の費用は、最初の3か月で月5〜10万円が目安です。
主なリスク・副作用
まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。服用中の薬がある方は、医師にお伝えください。
標準的な治療との関係
だるさ・冷え・不眠などが続くときは、まず内科などで原因の病気がないかを確かめるのが標準です。当院の分子栄養療法は、その治療と並行して行うものです。
結果について
この記事は一人の患者さまの記録です。同じ治療で同じ結果が出るとは限りません。

あなたのからだの「足りない」、検査で確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

分子栄養療法とはについて、くわしく見る

最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2006年の記事に追記

フェリチンが低く貧血のない女性で、鉄剤が疲れを和らげたランダム化試験があります。一方、LDLコレステロールは下げるほど心血管の病気が減り、低すぎる値では脳出血との関連も報告されています。

  • 疲れを訴え、フェリチンが50 μg/L未満で貧血のない女性198人の試験です。鉄を12週飲んだ群は疲れの点数が47.7%下がり、偽薬の28.8%より大きく改善しました。出典:Vaucher ほか, CMAJ 2012/PubMed 22777991・DOI 10.1503/cmaj.110950
  • 96,043人を9年間追った中国の研究です。LDLが70 mg/dL未満の人は70〜99の人より脳出血が多く、50未満ではリスクが2.69倍でした。出典:Ma ほか, Neurology 2019/PubMed 31266905・DOI 10.1212/WNL.0000000000007853
  • 26の試験をまとめた解析です。LDLコレステロールを下げると心筋梗塞や脳梗塞が減り、1 mmol/L下げるごとに総死亡は10%減りました。がんなどによる死亡は増えませんでした。出典:CTT Collaboration, Lancet 2010/PubMed 21067804・DOI 10.1016/S0140-6736(10)61350-5

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2006 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2006年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

あわせて読みたい

よく聞かれること

フェリチンが低いと、どんな不調が出ますか?
貧血がなくても、疲れやすさにつながることがあります。妊活との関係はフェリチン(貯蔵鉄)が低いと、妊娠・体外受精はどうなるかでも説明しています。
コレステロールは、低いほうがよいのですか?
高すぎても低すぎても注意が要ります。LDLが高い方は、まず主治医の治療を優先してください。値の見方は医師にご相談ください。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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