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NEWS & BLOG | 本の紹介(食品添加物)

食品の裏側

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 元食品添加物の営業マン、安部司さんの著書『食品の裏側』を、加工食品の実態を描いた本として紹介しています。
  2. 食品表示には数種類しか書かれていなくても、実際には数十種類の添加物が使われることがあると書いています。
  3. 添加物を完全に避けるのは難しいため、体の抵抗力を上げることが必要だと筆者は考えています。
  4. 化学物質の解毒には多くの微量栄養素が要り、分子栄養学的な補給で対処するのが筆者の考えです。

あまりにリアルな内容です。

食品添加物の営業マンをしていたという著者の業界告発(?)本。

「日本に新しい食文化を作るんだ!」と、意気揚々と多種多様な食品添加物を売りさばき、数多くの加工食品の開発に携わった敏腕営業マン。

「食品添加物の神様」とまで言われた著者が、ある日、自分が作った加工食品のミートボールを自分の子供がおいしそうに食べているのを見て、凍りついた。

そのミートボールは、安い端肉に、かさを増やすためのつなぎ、それに20~30種類の添加物をじゃぶじゃぶ投入して作られ、売値が安いため大ヒット商品となったもの。

自分の作ったミートボールは、自分の子供たちには食べて欲しくないものだった。

このままでは畳の上では死ねない――。
そう思った著者は、その翌日に会社を辞めた。

きっとたくさん食品添加物が入っているんだろう、と思いつつも、ついつい食べてしまう加工食品。

私たちの多くは、その加工食品がいったいどのように作られているのか、よく知らないで食べている。

食品表示にはまとめて2~3種類の添加物名しか書いてなくても、実際には数十種類の添加物が使われていると言う実態。

この本はその実態をあまりにリアルに書いている。

利便性と経済性を追求するあまりに、私たちが失っている何か。

添加物には害だけではなく恩恵もあるが、何かがおかしい、何かが狂っている、と思わずにはいられない。

なるべく添加物の入っていないものを食べようと思っても、完全に排除するのは無理だとしたら、その害の影響を受けないために必要なことは、体の抵抗力を上げることだろう。

添加物をはじめとする様々な化学物質を解毒・分解するためには多くの微量栄養素を必要とする。

タン白質・良質の脂質・ビタミン・ミネラル等の栄養素を、栄養所要量のレベルを超えて、分子レベルで至適濃度に整える分子栄養学的アプローチこそ、現代のこのような問題に対処するための最良の方法だと私は考えている。

長文を書く時間がなかなかありません…。

あなたのからだの「足りない」、検査で確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

分子栄養療法とはについて、くわしく見る

最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2006年の記事に追記

2026年時点では、超加工食品を多くとる人ほど病気や死亡のリスクが高い傾向が、多くの研究で報告されています。添加物の一部(乳化剤)と心血管病の関連を示した研究もあります。

  • 45件の解析をまとめた総説では、超加工食品を多くとる人ほど、心血管病による死亡(リスク比1.50)や2型糖尿病などのリスクが高い傾向でした。出典:Lane ほか, BMJ 2024/PubMed 38418082・DOI 10.1136/bmj-2023-077310
  • 20人が入院して超加工食と未加工食を2週間ずつ食べた試験では、超加工食の期間に毎日508 kcal多く食べ、体重が0.9 kg増えました。出典:Hall ほか, Cell Metab 2019/PubMed 31105044・DOI 10.1016/j.cmet.2019.05.008
  • フランスの成人を中央値7.4年追跡した研究では、乳化剤のセルロース類を多くとる人ほど、心血管病がやや多い関連が見られました(ハザード比1.05)。出典:Sellem ほか, BMJ 2023/PubMed 37673430・DOI 10.1136/bmj-2023-076058

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2006 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2006年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

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よく聞かれること

食品添加物はすべて避けるべきですか?
完全に避けるのは、現実には難しいです。研究で問題になっているのは、超加工食品を多くとる食べ方全体です。素材に近い食品を増やすことから始めると続けやすくなります。
添加物の害を防ぐために、サプリメントは必要ですか?
必要かどうかは人によります。当院では血液検査で栄養状態を確かめ、不足があれば補います。添加物の害を打ち消すサプリメントの効果は、研究では確かめられていません。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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