デブの帝国
まずタイトルがサイコーです(笑)
ふざけたタイトルに反して、かなり真面目な本。
人口の60%が肥満もしくは過体重という肥満大国アメリカが、いかにしてそのような道を辿っていったのか?ということを徹底取材したノンフィクションである。
こうなったのにはいろいろな理由がある。経済問題、食料もしくは農業政策、貧困、遺伝子、食品工業のテクノロジーの発達、そして利潤を追求する企業、子どもたちの食・もしくは体作りに対する責任を放棄した(いろんな事情があったのだろうが)学校…。
私は、やはりアメリカの食全体がファストフード化して、カロリー過多の栄養失調になっていること、そして利潤追求の結果、量が大量になっていったことが、一番の原因だと思う。中でも、砂糖やぶどう糖果糖液糖(これは最悪!)の使用量が多いことは特に比重が大きいと思う。
しかしこれには、企業の責任が大きいことは疑う余地はないが、消費者の責任だってないとは言えない。
ファストフードはなんてったって便利だし、安上がり。
この忙しいご時勢に、3食自炊はやろうと思えば不可能ではないが、結構難しい。
こんなことブログで書いてる私だって、たまには食べるもん。
(あ、ちゃんと体によくないことは熟知しているので気をつけた食べ方をしています。念のため。マックはさすがに食べません)
しかし、毎日仕事だ子育てだ、と忙しく働いている世の女性たちに、そういったものを「一切食うな!!」というのも酷なことだろう。
でも、便利で安いものには「わけ」がある。
「なんでこんなに安いの?」
ということを考えれば、なんか変だなー、と言う気がしてくるだろう。
(その内容については前のログを読んでね)
私たちが普段食べているものがどんなものなのか、知ることは大事なことだ。
消費者がそれを、知っていて選ぶのと知らないで選ぶのでは大きな違いだ。
そして女性であれば、自分の食べるものが、自分の子どもや孫にまで影響を及ぼすことも知って欲しい。
どうしてもファストフードや加工食品に頼らざるを得なかったり、食事に気をつけたくとも難しい場合は、サプリメントをきちんと摂ることだ。
そうすれば、悪影響は最小限に抑えられるだろう。
あ、ちなみにここで言っている必要なサプリメントとは、CMに踊らされてCoQ10を飲むことではなく、基本的に体が日々の代謝に必要としているタン白質、ビタミンB、C、E、カルシウム・マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維などの基本的なものを摂ってね、ということですよ。念のため。
ちなみに、ビタミンBとか鉄とか基本的なものが足りなくて、いくらCoQ10を飲んだところでほとんど効果ありません。