03-6452-6611 受付 水曜〜土曜 10:00〜17:00 完全予約制 休診日 日・月・火・祝

NEWS & BLOG | 本の紹介(卵とコレステロール)

タマゴを食べよう!キャンペーン

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 卵はアミノ酸バランスのよいタン白源で、1個あたり約6.5gのタン白質がとれると紹介しています。
  2. 血中コレステロールの80〜90%は肝臓で作られ、食べた量に応じて合成量が調整されると説明しています。
  3. コレステロールが低い人のほうが死亡率が高く、がんやうつとの関係も指摘されていると書いています。
  4. コレステロールを気にして卵を控えるのはもったいないとし、アレルギーがなければ卵をすすめています。

ここのところ軽く放置気味で、すみません。。。

忙しいとなかなか真面目な記事を書けないのです。

と言いながら、今日だって真面目な話ですが、閑話休題。

PMSの続きを待ってくださっている皆様、ごめんなさいm(_ _)m

でも今日の話も、とっても大事な話です。

おお~~、タマゴよ、なんて君は偉いんだ!

美味しい上に、栄養豊富、しかも安い!ときたもんだ。

(変な時間なので、ちょっと壊れてますね…)

真面目な話、タマゴの食品としての優秀さが、余すところなく書かれた本です。

栄養学的にも非常に素晴らしいことが書いてあります。

コレステロールが上がるから、タマゴを1日1個に控えている人、手をあげて!!

手をあげたあなた、実はと~っても、損してます。ああ悲しい。

タマゴは、とっても素晴らしい食品です。

まずタン白質の質が非常に良い。アミノ酸バランスに優れています。1個当たり約6.5gのタン白質が摂れます。素敵!

そしてビタミンA、B、カルシウム、鉄、レシチンなどの栄養素が含まれています。(量はそんなに多くないけどね)

そして確かに、コレステロールも含まれています(1コ当たり約250mg)。

惜しむらくは、世の中にはびこる、「コレステロール悪玉説」。

これが、タマゴの世間での評価を落としていると思うと、いてもたってもいられない、こともないけど、非常に残念だ。

まず、コレステロールは悪者ではなく、身体にとって必要なものだ、と覚えてね。

コレステロールは、ホルモン(女性ホルモン・男性ホルモン・副腎皮質ホルモンなど)の材料や、細胞膜の材料でもあるし、胆汁酸(脂肪を消化する消化液)の材料でもある。

血中に含まれるコレステロールは、食べたから血液中にあるのではなく、80~90%は必要だから肝臓でわざわざ合成しているのだ。

そもそも、コレステロールがなんでタマゴに沢山入っているのか考えてみて欲しい。

受精卵がヒヨコになるのに必要だから、入っているのである。

人間のオトナにだって、コレステロールは必要だ。

そもそも、血中コレステロールは、高いより低い方が死亡率が高い、って皆さん知ってましたか?

コレステロールが低いと、低くない群に比べて、全体の死亡率が高いが、そのうちガンの死亡率が高い。

コレステロール値は、ホルモン分泌にも影響しているし、また神経などにも多く含まれているので神経機能にも深く関与している。つまり、低コレステロール血症は、ホルモンや自律神経などに影響を及ぼして、癌の発生率を高める、と考えられるわけね。

また、うつとの関係も指摘されているのです。

うつの人、最近多いよね。。。

コレステロール=悪人、と考えている人は、考えを改めた方がよいです。

もちろん、ある程度高かったら死亡率は上がります(300mg以上とかで)。

でも、他にリスクの無い人だったら、240~250くらいは全然問題なし!というのが、世界的な考えです。

そして、勘違いされているのが、コレステロールが多い食品を食べると、血中コレステロールが上がる!ということ。

これは、間違い!と言っていいのです。

人間の体は非常に精巧で、沢山食べたから血液中のコレステロールがすぐさま上がるなんて、単純なものではありません。

コレステロールは、ほとんどは肝臓で作られている、と言いましたね。

ということは、ちゃんとコントロールができるのです。

沢山食べたら、肝臓で作る量を減らすし、足りなかったら沢山作るのです。

VIVA、人体!!

(酔っ払ってません)

それに、人によってはタマゴを沢山食べてコレステロール値が上がる人もいるけど、上がったとしても善玉も上がるので、心配御無用、というわけ。

女優の森光子さんは、1日5個、タマゴを召し上がるそうです。(3個と言う説もあり)

そしてお肉もとても沢山召し上がるそうです。

あのお年で、あの若さ、美しさ、元気…。

タン白質の重要性をご存知でなければ、ああはなれない。

間違いない。

タマゴは、とっても重要なタン白源です。

コレステロールを気にして、タマゴを控えるなんて、

もったいない!!もったいなさすぎる!!

というわけで、若さと美貌と健康を維持したい方は、タマゴを食べよう!キャンペーン実施中です。

(アレルギーがなければね)

それにしても、さりげないけど本当にいい本です。憎い。

私がカウンセリングで言っているのと同じ内容が結構書いてあります。

受診する方が、これをお読みになってから受診されるとよいな。。。

肝臓を支える栄養、確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

C型肝炎について、くわしく見る

最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2006年の記事に追記

2026年時点の研究では、卵を毎日1個程度までなら、心血管病のリスクは上がらないという解析が中心です。一方で、食事のコレステロールで血中のLDLがやや上がることも確かめられており、本文の「上がらない」は言い過ぎです。

  • 米国の大規模な追跡研究と、これまでの研究をまとめた解析では、卵を毎日ひとつ増やしても、心血管病のリスクは上がりませんでした(相対リスク0.98)。アジアの研究では、むしろ低めでした(0.92)。出典:Drouin-Chartier ほか, BMJ 2020/PubMed 32132002・DOI 10.1136/bmj.m513
  • 介入試験をまとめた解析では、食事のコレステロールで、血清の総コレステロールが11.2 mg/dL、LDLが6.7 mg/dL上がりました。HDLも3.2 mg/dL上がりました。出典:Berger ほか, Am J Clin Nutr 2015/PubMed 26109578・DOI 10.3945/ajcn.114.100305
  • 米国心臓協会は、コレステロールの数値目標より、野菜や果物、全粒穀物、ナッツなどを中心とする食事パターンを重視するよう勧めています。出典:Carson ほか, Circulation 2020/PubMed 31838890・DOI 10.1161/CIR.0000000000000743

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2006 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2006年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

あわせて読みたい

よく聞かれること

卵は1日に何個まで食べてよいですか?
研究では、1日1個程度までなら心血管病のリスクは上がりませんでした。脂質異常症の治療中の方は、主治医の指示を優先してください。
コレステロールは、低いほど体によいのですか?
低ければよいというものではありません。ただし数値のよし悪しはLDLなどの項目や持病で変わるため、検査結果を医師と一緒に確かめます。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

初診のご予約

初診は予約制です。下のフォームで希望の日時をお知らせください。受付時間内にお電話で日時を確定します。
お電話でもご予約いただけます。

初診の予約を申し込む▼24時間受付/受付時間内にお電話で日時を確定します(送信だけでは予約は確定しません)

日時を確定するため、お電話でご連絡します

受診は任意

第1希望(例:10月24日の午後)。第2希望もあればお書きください