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NEWS & BLOG | 栄養コラム

現代型栄養失調

 HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 現代型の栄養失調は「カロリーは足りているのに、たんぱく質・ビタミン・ミネラルが足りない」状態で、やせるどころか太りやすくなります。
  2. 不足しやすいのは、たんぱく質・B群・鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・C・E・A・カリウム・食物繊維・必須脂肪酸です。
  3. 一度できた栄養失調は食事だけで戻すのが難しく、治療量の栄養素を補う栄養療法が必要です。

世の中に体調の悪い方は数多くいらっしゃいますが、病院に行って診断がつくような病気の場合にしろ、そうでない場合にしろ、そのほとんどの場合には、なんらかの形で栄養欠乏が存在しています。

この飽食の日本で栄養欠乏なんて、と思う方が多いかもしれませんが、栄養欠乏は現代人の体調不良の大きな原因になっているのです。

いわゆる「病気(疾病)」はまた別かと言うとそうではなく、そもそも病気になるような体内環境は栄養欠乏がベースとなって引き起こりますし、栄養と一見関係のないような病気であっても、栄養欠乏は病気を修飾し症状を増悪させる厄介な因子になります。

「栄養」と「体の状態」を関連付けて考えない現代医学のあり方には、非常に大きな欠点があると言えるのです。

(製薬会社主導で薬剤の投与が治療の中心となっているのが大きな理由です)

栄養失調というと、アフリカの難民の子どもを思い浮かべる方が多いでしょう。

やせ細ってまるで骨と皮だけになり、お腹だけがぽっこりと出ているような、そんな状態だけが栄養失調なのではありません。

現代型の栄養失調の特徴は、「カロリーはちゃんと摂れている」ということです。

糖質・脂質は過剰なのに、体を構成したり機能させるために必要なタン白質やビタミン・ミネラルは摂れていないのです。

だから栄養失調でもやせているわけではなく、逆に太りやすくなったりします。

何が不足するのかと言うと、もう根本的に人体を構成するのに必要不可欠なものが不足しているのです。

・タン白質・アミノ酸
・ビタミンB群
・鉄
・カルシウム・マグネシウム
・亜鉛
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンA
・カリウム
・食物線維
・必須脂肪酸など

これらのものは、現代日本人の食事からは非常に摂りづらいものです。

食べ物自体の栄養価の低下、加工食品・精製食品が中心の食事、炭水化物が多い偏った食事、砂糖の大量消費、消化機能の低下、間違ったダイエット…。

いろいろな理由で私たちは簡単に栄養失調を起こします。

自分の体を作るものは、自分が口に入れる食べ物以外にはありえないのです。

そういうことにあまりに無頓着な人が多すぎます。

栄養失調を治さずして薬を飲んでも、うまくいけば症状は取れるかもしれませんが、本当の意味での「健康」にはなりえません。

体調が悪いのには必ず原因があります。

そしてそれを治せば必ず体調は回復し、元気になるのです。

しかし、一度出来上がった栄養失調状態を、食べ物だけで治すのはかなり難しいことです。

欠乏状態を埋めるのは相当な量の栄養素が必要だからです。

だからサプリメント療法、栄養療法が必要なのです。

何を食べるか、体の中に摂り入れるかは、どう生きるかと同じです。

血液データは、その人の「人となり」を表していると私は思います。

いろんな血液データの人がいます。

症状も人それぞれです。

でも血液データは、必ずその原因を私たちに語りかけてきます。

本当の意味での健康を手に入れるために、自分の体内環境を知り、そして栄養療法を利用していただきたいと思います。

あなたのからだの「足りない」、検査で確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

分子栄養療法とはについて、くわしく見る

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2006年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

研究でわかっていること

  • 東京の18〜22歳の女性76人のうち38%が「貧血ではない鉄欠乏」で、疲れやすさ・怒り・緊張の訴えが多くなっていました。(Sawada ほか, Biol Trace Elem Res 2014)
  • 米国の21万人の解析では、ヘモグロビンが正常な成人の19.6%がフェリチン30未満で、その約9割が女性でした。(Efros ほか, BMJ Open 2025)

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。

当院の実例(医師の記録・個人差があります)

64歳の女性。動悸・不安の発作で救急搬送されても、原因がわかりませんでした。初診時の検査で7つの不足・異常が見つかり、4か月で自覚症状がほぼ消えました。くわしくは 自律神経失調症の改善例。

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よく聞かれること

サプリメントは市販のものではだめですか
当院の治療用サプリメントは血液検査の結果にもとづいて医師が種類と量を決めます。市販のサプリメントとの違いは3つです。①1粒あたりの含有量が多い ②天然由来の原材料を用いている ③吸収率が高い。
食事だけで治せますか
食事の見直しが土台です。不足が大きい場合は、治療量の栄養素を補ったほうが早く整います(記事の記載)。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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