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NEWS & BLOG | 低血糖症と肥満

低血糖症と肥満とメタボリックシンドローム

 HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. メタボリックシンドロームと低血糖症の根本には、どちらも「インスリン抵抗性」があります。
  2. シンドロームX・死の四重奏・インスリン抵抗性症候群・内臓脂肪症候群は、すべて同じ病態を指しています。
  3. 精製された糖質の摂り過ぎ→インスリン過剰→脂肪の蓄積が、肥満とメタボの大きな原因です。

低血糖症の続きなのですが、ダイエット・メタボリックシンドロームのテーマを新たに作ることにしましたので、この記事はそちらでの投稿とします。

メタボリックシンドロームと低血糖症は、深い関わりを持っています。

機能性低血糖症(以下、低血糖症)は、血糖値が低い状態が続いたり、急激に血糖値が低下するなど、常にある一定の範囲内にコントロールされているべき血糖値のコントロールがうまくいかなくなる状態です。

その結果、ホルモン分泌や自律神経のコントロールの乱れを引き起こし、様々な自律神経失調症状・精神症状などが起こります。

(低血糖と肥満とメタボは切り離せない関係ですので、初めての方、正しい減量について知りたい方、メタボリックシンドロームにご興味のある方は、低血糖症の恐怖1よりお読みください)

前回は、精製された糖質を多く摂ることにより、インスリンが多く分泌され、糖→脂肪への変換が促進されるため(その結果低血糖になる)、脂肪の蓄積が進むことが、肥満の大きな原因であることをお話しました。

問題なのは、肥満はメタボリックシンドロームを引き起こし、様々な生活習慣病の原因になることです。

最近になってメタボリックシンドロームの定義が変更されたり、コマーシャルやTVなどでも盛んに報道され、老いも若きも「メタボ」を気にするご時世になりました。

メタボ、メタボと聞くけれど、実はよく分かってない…、と言う方も多いのではないかと思いますが、実はこのメタボリックシンドロームには、このブログで何度も出てきている「インスリン」と言うホルモンが深く関わっているのです。

メタボリックシンドロームは、1988年にまずReavenによって「シンドロームX」として提唱されました。

他に類似概念として、「死の四重奏」「インスリン抵抗性症候群」「内臓脂肪症候群」などと呼ばれてきました。

以下に各概念をまとめます。

シンドロームX

(Reaven 1988)

インスリン抵抗性

高インスリン血症

耐糖能異常

高VLDL-TG血症

低HDL-C血症

高血圧

死の四重奏

(Kaplan 1989)

耐糖能異常

高TG血症

高血圧

上半身肥満

インスリン抵抗性症候群

(De Fronzo 1991)

高インスリン血症

NIDDM

脂質代謝異常

高血圧

肥満

動脈硬化性心疾患

内臓脂肪症候群

(松沢、徳永ら1987)

耐糖能異常

高TG血症

低HDL-C血症

高血圧

内臓脂肪蓄積

実際には全て同じ病態を指しているのですが、これらの病態の根本に存在するのは、「インスリン抵抗性」です。

続きます。

食後の眠気やイライラ、検査で確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

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当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2007年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

研究でわかっていること

  • 糖尿病のない肥満・過体重の男性に持続血糖測定をすると、半数が糖負荷のあとに血糖70 mg/dL未満になり、目立った症状はありませんでした。こうした人ほど間食が多く、「間食が間食を呼ぶ」悪循環が考えられています(日本の総説)。(Kishimoto, Metabolites 2023)

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。

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よく聞かれること

「低血糖症」は病院で診断されますか
一般の外来では血糖値を1回測るだけのことが多く、血糖の動きまでは見ません。
糖尿病で治療中でも相談できますか
できます。主治医の治療を中断するものではありません。先に主治医にご相談ください。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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