03-6452-6611 受付 水曜〜土曜 10:00〜17:00 完全予約制 休診日 日・月・火・祝

NEWS & BLOG | PMSの患者さまの例

強い月経前症候群の症状をお持ちだった患者様

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 20代後半の患者さまで、生理2週間前から落ち込みや朝起きられない症状があり、チェック表は47点でした。
  2. 血液検査では、たんぱく質・鉄・ビタミンB群・亜鉛の不足、低血糖の傾向、胃酸の分泌低下がみられました。
  3. サプリメントと食事指導による3か月の栄養療法の後、チェック表は47点から0点になりました。
  4. 月経周期と関係ない落ち込みと生理痛が残り、データにも不足があったため、治療を続けることになりました。

月経前症候群とは、最近よく知られるようになって来ましたが、とても多くの方がお悩みになっている病態です。

名前の通り、月経周期の排卵後~月経前(~月経中)に限って、様々な症状が起こり、月経が来ると治ってしまう、というのが特徴です。

当然ですが、女性にしか起こらない病気であり、なかなか周囲の理解を得ることが難しいのも、患者さまにとってストレスになるようです。

今日は、月経前症候群でお悩みの20代後半の患者様についてです。

来院時の主訴は、生理2週間前頃から起こる、

・気分の落ち込み
・体が重くなる
・引きこもりがちになる
・朝起きられない
・絶望的になる
・ニキビができる
・下腹部がはる

などの症状でした。

PMS/PMDDのチェックリストでは、47点!の高得点(?)でした。

血液検査のデータでは、

・タン白質不足
・鉄欠乏
・ビタミンB群不足
・低血糖の傾向
・亜鉛不足
・低コレステロール
・胃酸の分泌低下

などの所見が認められました。

食事内容も、糖質に偏った、栄養欠乏を起こしやすい内容のようでした。

この方に、サプリメントの処方と食事指導をさせていただき、3ヶ月栄養療法に取り組んでいただきました。

そして、先日2回目の採血の結果のカウンセリングをさせていただいたところ、月経前症候群の症状はほとんどなくなっていらっしゃり、初診時には47点だったチェックリストが、なんと0点!になっていました。

栄養状態も大変素晴らしく改善していらっしゃいました。

しかし、月経周期と関係なく落ち込みやすい感じと、生理痛がまだあること、血液データからもまだ不足があることから、継続して栄養療法を行っていただくことになりました。

食事の改善も大変素晴らしく、食事の内容を写真にとってアルバム風にまとめたものを送ってくださり、努力なさっていることがとてもよく伝わってきました。

個人差はありますが、このように長く苦しんでいらした月経前の症状が、栄養療法を行うと、最初の3ヶ月位で、スカッと♪治ってしまうことは結構多いのです。

月経前症候群の原因は良くわかっていないといわれています。

ホルモンのアンバランスが原因ではないかと言われ、低用量ピルの処方などが良く行われていますが、重症な人ほどピルではかえって具合が悪くなることが多いです。

漢方薬の処方も、体に合っていて症状が取れればそれで良いと思いますが、なかなか改善が難しいものです。

私に言わせれば、月経前症候群は、「栄養失調」と「低血糖症」です。

これらによる体内環境の悪化により、ホルモンの変動というストレスに体がついていけない状態になっているのです。

多くの患者様が、ご自分の体調と栄養の状態を関連付けて考えることをしていただけば、多少なりとも改善される方が多いのではと思います。

月経前症候群についての考察はこちらをお読みくださいませ☆

この症例の治療について(2026年10月 追記)

治療の内容
治療用サプリメントの処方と食事指導(記事の記載)
治療の期間
約3か月(その後も継続)
費用(自由診療)
検査 16,500円、約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円(いずれも税込・2026年の料金)。治療用サプリメントは処方の内容で変わります。記事の当時の費用とは異なります。治療中の費用は、最初の3か月で月5〜10万円が目安です。
主なリスク・副作用
まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。服用中の薬がある方は、医師にお伝えください。
標準的な治療との関係
PMSの標準的な治療は、低用量ピル・抗うつ薬(SSRI)・漢方薬などです。当院の分子栄養療法は、その代わりではなく、並行して行うものです。
結果について
この記事は一人の患者さまの記録です。同じ治療で同じ結果が出るとは限りません。

毎月のつらさ、検査で確かめてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

PMS(月経前症候群)について、くわしく見る

最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2007年の記事に追記

重いPMSには、SSRIや低用量ピルなど、試験で効果が確かめられた治療があります。偽薬でも改善が大きいため、一人の改善例から効果を決めることはできません。

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2007 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2007年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

あわせて読みたい

よく聞かれること

低用量ピルは、重いPMSには合わないのですか?
重いPMS(PMDD)で、ドロスピレノン入りのピルが症状を改善した試験があります。吐き気などの副作用もあるため、婦人科で相談して決めます。
チェック表が0点になれば、治療は終わりですか?
症状が落ち着いても、検査で不足が残る場合は続けることがあります。期間は検査の結果を見て、医師と相談して決めます。PMS(月経前症候群)・PMDDの栄養療法外来
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

初診のご予約

初診は予約制です。下のフォームで希望の日時をお知らせください。受付時間内にお電話で日時を確定します。
お電話でもご予約いただけます。

初診の予約を申し込む▼24時間受付/受付時間内にお電話で日時を確定します(送信だけでは予約は確定しません)

日時を確定するため、お電話でご連絡します

受診は任意

第1希望(例:10月24日の午後)。第2希望もあればお書きください