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診療内容

摂食障害(過食症・過食嘔吐)の栄養療法外来

監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来担当)|最終更新:2026年10月15日|根拠:論文 5 本・当院の改善例 8 例

摂食障害(過食症)でお悩みの患者さまへ

この度はプレシジョンクリニック東京(旧 クリニック・ハイジーア)のホームページにお越しくださいましてありがとうございます。

当院には摂食障害(過食症)でお悩みのこんな患者さまがいらっしゃいます。

  • 気が狂ったように食べては、後悔して吐いてしまう
  • そんな自分をどんどん嫌いになっていく
  • 過食と嘔吐を止めたい、または過食を止めたい
  • ダイエットを、何回も繰り返している
  • 太るのが、恐い
  • 24時間、食べることばかり考えている
  • 一度食べ始めたら、止まらない
  • この状況を抜け出して、食べても太らない心身ともに健康な体が欲しい
  • やせてキレイになって、人生を楽しみたい

女性なら誰でも、「やせてキレイになりたい!」と思うのは当たり前のことですね。

摂食障害(過食症)でお悩みの患者さまへ

ですが、極端な自己流ダイエットなどがきっかけになって、気がついたら、「もしかして摂食障害?」ということになっている場合は、少なくありません。

この状況が良くないのはわかっているけど、太るのはイヤ…。

誰にも相談できずに、一人で悩んでいませんか?

過食症は、心の病が原因ではありません。

過食が止まらないのは、低血糖症など、カラダに原因があります。

ということは、カラダの原因を治療すれば、過食は落ち着いていく方が少なくありません。

ハイジーア外来では、60項目以上に及ぶ生化学的検査を行うことで、過食をしてしまうカラダの原因を見つけることができます。

そして、過食症の原因から、薬を使わないで治療をしています。

まず、お伝えしたいこと

やめられないのは、意志の弱さではなく、からだの仕組みのせいかもしれません。

過食・過食嘔吐が続く方の血糖の動きと栄養状態を、血液・尿検査(60項目以上)で確かめ、不足を補う外来です。心理療法(認知行動療法)の代わりではなく、精神科・心療内科の治療と並行して受けられます。

25→62.38例のフェリチン中央値(ng/mL)
60項目以上血液・尿検査
約3か月ごと再検査で数字を確かめる

摂食障害(過食症)について、くわしく

説明を全部読む(約4,600字)
最初のご挨拶(上に掲載しています)をもう一度読む

摂食障害(過食症)でお悩みの患者さまへ

この度はプレシジョンクリニック東京(旧 クリニック・ハイジーア)のホームページにお越しくださいましてありがとうございます。

当院には摂食障害(過食症)でお悩みのこんな患者さまがいらっしゃいます。

  • 気が狂ったように食べては、後悔して吐いてしまう
  • そんな自分をどんどん嫌いになっていく
  • 過食と嘔吐を止めたい、または過食を止めたい
  • ダイエットを、何回も繰り返している
  • 太るのが、恐い
  • 24時間、食べることばかり考えている
  • 一度食べ始めたら、止まらない
  • この状況を抜け出して、食べても太らない心身ともに健康な体が欲しい
  • やせてキレイになって、人生を楽しみたい

女性なら誰でも、「やせてキレイになりたい!」と思うのは当たり前のことですね。
ですが、極端な自己流ダイエットなどがきっかけになって、気がついたら、「もしかして摂食障害?」ということになっている場合は、少なくありません。

摂食障害(過食症)でお悩みの患者様へ

この状況が良くないのはわかっているけど、太るのはイヤ…。

誰にも相談できずに、一人で悩んでいませんか?

過食症は、心の病が原因ではありません。

過食が止まらないのは、低血糖症など、カラダに原因があります。

ということは、カラダの原因を治療すれば、過食は落ち着いていく方が少なくありません。

ハイジーア外来では、60項目以上に及ぶ生化学的検査を行うことで、過食をしてしまうカラダの原因を見つけることができます。

そして、過食症の原因から、薬を使わないで原因から治療をしています。

また、一般的に摂食障害の症状は、「心の問題」と考えられ、検査をおこなわずに、抗うつ剤などの投薬治療や、心理カウンセリングなどをおこなう治療が主流です。

患者さまに安心して治療をお受けいただき、本来の元気を取り戻して、イキイキと人生を過ごしていただけるよう、私たちはお手伝いいたします。

摂食障害(過食症)でお悩みの患者様へ1

摂食障害(過食症)は、カラダの病気です。

一般には、摂食障害は自分を肯定できないことが原因であり、「心の病気」と言われています。
とくに母親との関係が良好でないなどの問題があると、摂食障害を起こしやすいと言われています。

ほんとうに、摂食障害は「心の病気」なのでしょうか?

ハイジーア外来に来院される摂食障害の患者さまに多いのは、
「心療内科で、摂食障害のためのカウンセリング(心理)を受け、自分を理解できるようになったが、過食の症状は、まったく変わらない。」
または
「心療内科で、抗うつ剤などのお薬を処方されたが、過食の症状は変わらない。」
といった訴えです。

ナゼかというと、過食症の原因は、「心」ではなく、カラダに問題があるからなのです。
「過食症」や「過食と嘔吐」は、カラダの治療でおさまります。

では、過食の原因は、いったい何でしょうか?
過食の症状をお持ちの患者さまに共通して見つかる原因は、二つあります。
「低血糖症」と「満腹中枢と食欲中枢という二つの自律神経の機能低下」です。

低血糖症とは、簡単に説明すると、インスリンというホルモンが過剰に分泌されるために血糖値が下がりすぎてしまう状態です。その結果、低血糖から脳を守るために「食べろ!」という命令が起こりますから、自分の意志で食欲をコントロールすることができなくなります。
例えば、
「プチッ!とスイッチが入ったように、食べ始めたら止まらない!」
といった症状がある場合では低血糖症を疑います。

また、満腹中枢と食欲中枢は自律神経に支配されていますから、自律神経の情報を伝達するための伝達物質が無理なダイエットなどで極端に不足すると、「お腹がいっぱいになった。」という情報が伝達できないわけですから、いつまでも食べ続けることになります。
また、自律神経は満腹中枢と食欲中枢だけではありません。
冷える、浮腫む、だるい、疲れやすい、よく眠れない。
などの、さまざまな自律神経失調症状や不定愁訴の症状もあらわれます。

誰にも相談できずに、一人で悩んでいませんか?
「摂食障害」は一生治らないと、決めつけていませんか?

ハイジーア外来では、患者さまが「摂食障害」という負のスパイラルから抜け出し、体重のことなど気にしないで人生を思う存分謳歌していただけるよう、治療をおこなっております。

また、摂食障害の患者さまにとっての一番の願いは、「体重が増えないこと」ですよね。

しっかり原因から治療することで、下がってしまった代謝を向上させ、少しくらい食べすぎてもリバウンドしない太りにくいカラダ造りも、しっかり治療していきます。

統合医療の3つの特徴

1.60項目以上の詳細な生化学検査で、過食(摂食障害)のカラダの原因を調べます *健康保険を使った一般的な医療の範囲内では、保険点数の問題で検査項目が十数項目程度に限定されてしまい、十分な検査を行うことができないため、病態を引き起こす体内環境、つまり原因を充分に把握することができません。 2.体に負担の少ない サプリメントと薬剤の違い―天然の複合的な栄養素であるサプリメントは、体内で必要に応じて代謝されるため、薬物治療に対して安全です。熟練した医師の管理下で行う場合、ほとんど副作用はありません。それに対し薬剤は、人体には存在しない化学合成された単一成分であるため、うまくいけば短時間に症状をとれるなどの利点はあるものの、根本的でなく、副作用があります。 ※ アメリカでは1年間に10万人以上が薬の副作用で亡くなっていると言われています。 3.治療期間の目安は、3ヶ月~半年である。 漢方や栄養療法は、長期間服用しなければ効かないわけではなく、特殊な例を除き、医師の処方どおりに服用すれば、約3ヶ月から半年で症状の著しい改善と検査データの改善を認めます。 * 患者さまの状態によっては、治療が長期にわたる場合もあります。 初診の予約を申し込む

ハイジーアの摂食障害治療の3つの特徴

  • 原因究明

    60項目以上の詳細な生化学検査と、必要に応じて特殊な検査を実施し、摂食障害のカラダの原因を究明し、原因から治療。

  • 体に負担の少ない

    天然の複合的な栄養素は、体内で必要に応じて代謝されるため、薬物治療に対して安全。

  • ストレスフリー

    医療行為は3ヶ月ごとの採血や必要に応じて点滴治療のみ。頻繁な通院の必要もなくストレスフリー。

以前の案内「治療費用」を読む(費用と流れは上の新しい案内が現在のものです)

治療費用

ハイジーア外来では、公的保険が適用されない自費診療の治療のみとなります。(保険診療はおこなっておりません)

基本検査料
初診時のカウンセリング料 無料
生化学検査料
60項目以上 16,500円(税込)
再検査セットⅠ 11,000円(税込)
再検査セットⅡ 5,500円(税込)
再検査セットⅢ 3,850円(税込)
初診料(20分) 5,500円(税込)
再診料(20分) 5,500円(税込)
各種検査費用
活性酸素ダメージ検査(日本) 13,200円(税込)
尿路系重金属排泄検査(米国) 27,500円(税込)
腸内環境(CDSA)アンバランス検査(米国) 73,700円(税込)
IgG食物アレルギー検査 44,000円(税込)
改善例はこちらです。
治療費用
栄養療法治療費用
(治療用サプリメントの費用)
[治療]およそ7万円~(1ヶ月あたり)
[維持]およそ3万円~(1ヶ月あたり)
キレーション点滴費用(女性の場合、1クール7回が目安) 1回:16,500円(税込)

当院の治療方針や治療期間などについて、詳しくご説明させていただきます。

無料カウンセリング予約/AM10:00~PM6:00

03-6452-6611

完全予約制(月・水・日・祝祭日休診)

以前の案内「診療の流れ」を読む(費用と流れは上の新しい案内が現在のものです)

診療の流れ

1初日
  • 専門のカウンセラーによるカウンセリング+医師の診察(無料/60分~)

統合医療についての説明と、患者さまの現在までの状態を詳しく聞き取りし、その後医師が検査内容について判断します。初日の医師の診察は、検査内容の判断のみとなります。
60項目以上の詳細な生化学検査と、必要に応じて追加検査を実施し、摂食障害を引き起こす体の原因を特定します。

  • 初日検査(血液・尿 60項目以上)→16,500円(税込)

※必要に応じて、医師が追加検査を行う場合があります。

21週間後

医師が生化学検査および追加検査のデータに基づく診察を行い、治療方針を決定します。

  • 診察料→5,500円(税込)/20分

治療期間の目安は3~6ヶ月ですが、個人差があります。治療期間中は治療費は、最初の3か月は月5〜10万円が目安です。
全ての治療内容が、原則では医療費控除の対象となります。
※初日にドクター診察料までの費用(22,000円(税込)を頂戴しております。
また、検査結果に基づいた、詳細な解析サポートをお渡しすることも可能です。

  • 解析レポート作成費用→22,000円(税込) ※ご希望の場合
  • 分子整合栄養医学療法(治療用サプリメントの処方)→70,000円~/1ヶ月

栄養療法に加え、キレーション治療や腸内環境の改善などの治療が必要な場合もございます。
管理栄養士による個別の食事指導のサポートプログラムがございます。食べても太りにくい健康的なダイエットを実現する勉強会にも、ご参加いただきます。

3約3ヶ月後

治療が1クール(約3ヶ月間)終了した後、再検査を行います。

  • 再検査→11,000〜16,500円(税込)
  • 診察料→5,500円(税込)/20分

当院の治療方針や治療期間などについて、詳しくご説明させていただきます。

無料カウンセリング予約/AM10:00~PM6:00

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クリニック紹介

住所 〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目8-18 グランベル銀座ビル3階
診療時間 10:00~17:00(土曜のみ18時まで) 完全予約制(月・水・日祝休診)
電話 03-6452-6611
最寄駅 電車でお越しの方
地下鉄銀座線 銀座駅A13番出口より、徒歩3分。
地下鉄有楽町線 銀座一丁目駅9番、10番、11番出口より、徒歩1分。
JR山手線有楽町駅中央口より、徒歩10分。
東京駅からお越しの方
JR「東京」駅から→5分→JR「有楽町」駅。有楽町駅中央口より、徒歩10分。
東京駅八重洲口よりタクシー→5分(約1,000円)→当院
道順 文房具の銀座・伊東屋の一本裏通りのグランベル銀座ビル3階になります。

ハイジーア外来の治療用サプリメント

ハイジーア外来で使用するサプリメントは、製薬工場に課せられる厳しい「GMP基準」を満たした工場で製造された、ドクターユースオンリーの高純度・高濃度の治療用サプリメントです。

治療用サプリメントは、60項目以上の詳細な血液・尿検査のデータに基づき、栄養療法を熟知したドクターによって栄養素の種類と量が決定され、処方されます。

1粒あたりの含有量が多く、医師の処方なしには購入できません。

一般的に市販されているサプリメントとは、質や含有量が全く異なります。

※ 栄養療法は日本では保険が認められていないため、自由診療となります。

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摂食障害の改善事例

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もう少し、くわしく知りたい方へ

気になるところだけ、開いてお読みください。検査の数字や研究も、ここにまとめています。

過食は、“心の弱さ”じゃない

摂食障害(過食症)とは?

食べ方と、体重・体型の受け止め方に強い偏りが続く病気です。過食症では、大量に食べる「過食」と、吐く・下剤・絶食などの「埋め合わせ」を繰り返します。

摂食障害は、食べ方と、体重・体型の受け止め方に強い偏りが続く病気です。過食症(神経性過食症)では、短時間に大量に食べる「過食」と、吐く・下剤を使う・絶食するなどの「埋め合わせ」を繰り返します。埋め合わせのない過食が続くものは「過食性障害」と呼ばれます。

標準的な治療は心理療法、とくに認知行動療法です。成人の精神疾患について375の試験(32,968人)をまとめた解析では、認知行動療法の効果は過食症・過食性障害で中等度〜大きい(効果量 0.5〜1.0)とされています(Cuijpers ほか, JAMA Psychiatry 2025)。

一方で、食事の制限と過食をくり返すと、亜鉛・鉄・セレン・ビタミンB群が不足しやすく、それが気分の不安定さ・考えの硬さ・判断のしにくさを強め、悪循環を作ると考えられています(Łucka ほか, Nutrients 2026)。

当院は心理療法を行う所ではありません。この「体の側」——栄養状態と血糖の動き——を検査で確かめて整える外来です。

過食嘔吐と、血糖のこと

過食嘔吐と低血糖(血糖値)は関係ありますか?

関係すると考えられます。過食で血糖が急に上がるとインスリンが多く出て、その後に血糖が下がり、強い空腹感やイライラが次の過食を呼ぶことがあります。

食後に血糖が急に上がると、それを下げるインスリンが多く出ます。インスリンが効きすぎると、食後2〜4時間ほどで血糖が下がり、強い空腹感・イライラ・甘いものへの欲求が出ます。これが次の過食の引き金になる、というのが当院の考え方です。

食後の不調がある人に糖負荷試験を行った日本の報告では、インスリンが3時間高いまま続き、血糖を上げるホルモン(グルカゴン)が強く抑えられていました(Kosuda ほか, J Nippon Med Sch 2022)。過食症の人の血糖を詳しく調べた大規模な研究はまだ多くありません。当院では、血糖・インスリン・グリコアルブミンなどで一人ずつ確かめます。

食後の血糖の動き(模式図) ゆるやかに上がって下がる線と、急に上がって急に下がる線を比べた図。 食事 → 時間の経過 血糖値 食事 ゆるやかな動き 急に上がる 急に下がる 強い空腹感・イライラ
図1 食後の血糖の動き(模式図)実際の動きには個人差があります。
食べたあと、眠くてだるいのは

過食嘔吐のあとに眠くなる・だるいのはなぜ?

食後の血糖の急な上がり下がりと、嘔吐で水分や電解質(カリウムなど)が失われることが重なるためと考えられます。強いだるさ・動悸・めまいがあるときは、先に電解質の検査が必要です。

嘔吐をくり返すと、カリウムなどの電解質が下がり、だるさ・筋力の低下・不整脈につながることがあります。当院の血液検査でも電解質を確かめますが、症状が強いときはすぐに内科を受診してください。

生理前に、ひどくなるのは

生理前に過食がひどくなるのはなぜ?

月経前は食欲が増えやすい時期で、そこに鉄不足や血糖の乱れが重なると過食が強まります。PMS(月経前症候群)と過食が重なる方も少なくありません。

当院の8例にも、月経前に過食が強まる方、PMSを伴う方がいました。PMSの側から見た説明は PMS(月経前症候群)の栄養療法 にまとめています。

鉄や亜鉛が、足りないと

過食と栄養不足(鉄・亜鉛)は関係ありますか?

あります。食事の制限と過食・嘔吐をくり返すと、鉄・亜鉛・セレン・ビタミンB群が不足しやすく、気分の不安定さや考えの硬さを強めると考えられています。

2026年の総説は、食事の制限が脳の神経伝達物質とストレスの軸を変え、亜鉛・鉄・セレン・ビタミンB群の欠乏がその悪循環を強めうるとまとめています(Łucka ほか, Nutrients 2026)。摂食障害の系統的レビューでは、亜鉛・鉄・ビタミンA・Cの不足が抜け毛・皮膚の乾燥・もろい爪として現れていました(Rallis ほか, Nutrients 2024)。

こんな方が、いらしています

どんな症状・状態の方が受診していますか?

食べ始めると止まらず、あとで後悔して吐いてしまう・心療内科や精神科に通っているが、過食の症状は変わらない・ダイエットを何回も繰り返し、太るのが怖いなどが続く方です。

  • 食べ始めると止まらず、あとで後悔して吐いてしまう
  • 心療内科や精神科に通っているが、過食の症状は変わらない
  • ダイエットを何回も繰り返し、太るのが怖い
  • 一日中、食べることばかり考えている
  • 冷える・むくむ・だるい・眠れない、といった不調も重なっている
なにを、調べるの?

当院では何を調べますか?

血液・尿検査(60項目以上)で、貯蔵鉄(フェリチン)・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを調べます。貯蔵鉄(フェリチン)は、一般の健康診断の項目には入っていません。

過食が続く方の採血では、血糖の動きが不安定な方や、鉄・ビタミンB群・たんぱく質が不足している方が少なくありません。食後に血糖が急に上がって急に下がると、強い空腹感やイライラが起こりやすくなります。

  • 血糖の動き血糖・インスリン・グリコアルブミン
  • 鉄・亜鉛フェリチン(貯蔵鉄)など
  • ビタミンB群・Dの指標
  • 一般項目たんぱく質・肝機能・甲状腺
どんな治療? ふつうの病院と、どうちがうの?

治療は何をしますか?標準治療との違いは?

一人ひとりの検査値にもとづいて、不足している栄養素(治療用サプリメント)を医師がオーダーメイドで処方し、管理栄養士が食事を一緒に考えます。約3か月ごとの再検査で処方を見直します。標準治療の代わりではなく、並行して受ける治療です。

標準的な治療当院の分子栄養療法
役割食べ方と考え方のくせを変える(症状の中心への治療)体の側(栄養状態と血糖の動き)を整える
内容認知行動療法などの心理療法。必要に応じて薬血液・尿検査(60項目以上)→ 不足している栄養素のオーダーメイド処方と食事指導
受ける場所精神科・心療内科・摂食障害の専門外来当院(銀座)
保険保険診療自由診療
一緒に受けられるか—並行して受けられます。薬の中止・変更は行いません

実際に、こう変わりました(当院の記録)

当院の8例では、1〜3か月で最初の変化(過食・嘔吐の減少、月経の再開など)が出て、2〜5か月で大きく変わりました(1例は治療中)。個人差があり、同じ経過を約束するものではありません。

当院で治療した8例の記録です(医師の記録・個人差があります)。フェリチン(貯蔵鉄)の中央値は 25 → 62.3 ng/mLでした(下がった例も含めて全例を載せています)。

例初診時主な症状期間主な変化治療・補足フェリチン
(ng/mL)
例118歳・女性
  • 過食と嘔吐 毎日1回
  • 無月経(半年)
  • 強い疲労感
2か月
  • 過食と嘔吐の頻度が激減
  • 疲労感がなくなった
—4.1 → 71.8
例220歳・女性
  • 食べると嘔吐
  • 無月経
  • 疲れて動けない
2〜3か月
  • 2か月で月経が再開
  • 3か月で吐かなくなった
—13.5 → 32.1
例323歳・女性
  • 過食と拒食の繰り返し
  • うつ・不眠
2か月
  • 過食が止まった
  • 不眠がなくなった
  • 1年後:波はあるが体重10kg減
—76.1 → 97.2
例435歳・女性
  • 過食と嘔吐 毎日
  • PMS
  • 慢性疲労
3か月
  • 過食がほぼおさまった
  • PMSの自覚症状 10→5
—26.2 → 110
例521歳・女性
  • 過食
  • うつ・パニック
3〜5か月
  • 3か月でうつと過食がかなり改善
  • 5か月でアルバイトを開始
—207 → 151
例618歳・女性
  • 拒食
  • 無月経
  • 不安・抑うつ
治療中
  • 不安感・抑うつ・イライラがほぼなくなった
  • 疲れにくくなった
—32.1 → 52.7
例732歳・女性
  • 過食と嘔吐 毎日1〜3回
  • 月経不順
1〜4か月
  • 1か月で生理痛が改善
  • 4か月で食べる量が激減
—3.8 → 26.5
例829歳・女性
  • 過食と嘔吐 毎日1〜2回
  • 無月経
  • 休職中
3〜4か月
  • 3か月で復職
  • 4か月で過食嘔吐が週1〜2回に
—23.8 → 44.3
8例のフェリチン(貯蔵鉄)初診時と治療後 例1は4.1から71.8、例2は13.5から32.1、例3は76.1から97.2、例4は26.2から110、例5は207から151、例6は32.1から52.7、例7は3.8から26.5、例8は23.8から44.3。 0100200 100 ng/mL 例1例2例3例4例5例6例7例8 7か月7か月2年1年9か月7か月9か月4か月5か月 初診時 治療後
図2 8例のフェリチン(貯蔵鉄・ng/mL)初診時 → 治療後下の月数は治療後の採血までの期間。例5は初診時に脂肪肝による見かけ上の高値(マスキング)が考えられ、治療後に下がっています。8例すべてを載せています。結果には個人差があり、同じ経過を約束するものではありません。

同じ8例の、医師が記録した経過です。

結果には個人差があります。症状が無くなることを約束する治療ではありません。例7は記事に妊娠と流産の記載があり、ここには載せていません。

費用のこと

自由診療です。初日は検査 16,500円(税込)。その後は約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円、治療用サプリメントの費用がかかります。

初日検査(血液・尿 60項目以上)16,500円。カウンセリングと医師の診察を含みます(初日のカウンセリングは無料)
約1週間後診察料 5,500円(20分)。結果の説明と処方
治療中治療用サプリメント:処方の内容で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)
約3か月ごと再検査 11,000〜16,500円+診察料 5,500円(20分)
保険自由診療(保険適用外)。原則として医療費控除の対象です

はじめての日は、こんな流れです

初日にカウンセリング・診察・採血と採尿(60分〜)、約1週間後に結果の説明と処方、その後は約3か月ごとに再検査です。完全予約制です。

笑顔の看護師
笑顔の看護師
  1. 初日(60分〜)

    カウンセリングと医師の診察。採血・採尿。

    検査料 16,500円(税込)。初回カウンセリング料は無料

  2. 約1週間後

    結果の説明と治療方針。栄養素の処方と食事指導が始まります。

    診察料 5,500円(20分)/治療中は月あたり5〜10万円(最初の3か月の目安)

  3. 約3か月後

    再検査で数値の変化を確かめ、処方を見直します。

    再検査 11,000〜16,500円+診察料 5,500円(税込)

期間の目安は3〜6か月。個人差があり、年単位になる方もいます。

こんな方に合っています/先に別の科へ、という方

この外来が合う方・合わない方

合う方

  • 過食・過食嘔吐が続き、心療内科などに通っても体のだるさや食欲の波が変わらない
  • 甘いものがやめられない、食後に強い眠気がくる
  • 月経前に過食がひどくなる
  • 血液検査で体の側の原因を確かめたい

先にほかの医療機関へ

  • 体重が著しく低い・食事がほとんど摂れない(入院設備のある医療機関へ)
  • めまい・動悸・けいれんなど電解質の異常が疑われる(すぐに内科へ)
  • 自分を傷つけるおそれがある(精神科・救急へ)
  • 心理療法だけを受けたい(当院では行いません)

できること

  • 血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態と血糖の動きを確かめる
  • 検査値に基づいて、不足している栄養素を医師が処方する
  • 管理栄養士が、血糖を安定させる食べ方を一緒に考える
  • 約3か月ごとに再検査し、数値を見ながら処方を見直す

できないこと

  • 精神科・心療内科の治療の代わりにはなりません
  • 処方されている薬について、当院が中止を勧めることはありません
  • 体重が著しく低い方、合併症のある方は、先に主治医にご相談ください
  • 結果には個人差があります。症状が止まることを約束する治療ではありません
研究で、わかってきていること

研究でわかっていること

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。多くは観察研究で、因果を示したものではありません。

  • 認知行動療法は、過食症・過食性障害の成人で、待機群・通常治療と比べて症状を減らします(375試験・32,968人の解析)。(Cuijpers ほか, JAMA Psychiatry 2025)
  • 個人の認知行動療法(42試験)は待機群より効果がありますが、ほかの積極的な治療より優れているとは言えません。(Bruns ほか, Int J Eat Disord 2025)
  • 食事の制限は、脳のセロトニン・ドーパミン系とストレスの軸を変え、亜鉛・鉄・セレン・ビタミンB群の欠乏が気分の不安定さや考えの硬さを強めうる、とまとめられています(総説)。(Łucka ほか, Nutrients 2026)
  • 摂食障害では、亜鉛・鉄・ビタミンA・Cの不足が、抜け毛・皮膚の乾燥・もろい爪として現れます(系統的レビュー)。(Rallis ほか, Nutrients 2024)

正直に、お伝えしておきたいこと

標準的な治療は心理療法(認知行動療法)で、当院の分子栄養療法はその代わりではありません。精神科・心療内科の治療を中断するものではありません。体重が著しく低い、電解質の異常(めまい・動悸・けいれん)がある、自分を傷つけるおそれがあるなど、体や心の危険がある場合は、先に入院設備のある医療機関を受診してください。

分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではありません。当院で治療した方の経過は個別の記録で、同じ結果を約束するものではありません。

  • 結果には個人差があり、すべての方に同じ経過が出る治療ではありません。
  • 治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。
  • 治療用サプリメントは医薬品ではありません。
  • 精神科・心療内科の治療を中断するものではありません。

担当医・監修

秦 俊昭 医師

秦 俊昭 医師|ハイジーア外来(分子栄養療法)担当

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医。防衛医科大学校卒業(1982年)、東京慈恵会医科大学大学院修了。防衛医科大学校病院・自衛隊中央病院などを経て、2013年より当院で分子栄養療法を行っています。

このページは 2026年10月15日 に、担当医が内容を確認しました。研究は PubMed の抄録で数字を確かめています。

よく聞かれること

精神科・心療内科に通院中でも受診できますか
できます。その治療と並行して行う外来です。薬の中止や変更は行いません。お薬手帳をお持ちください。
保険は使えますか
使えません。自由診療です。原則として医療費控除の対象になります。
家族が相談してもよいですか
ご家族からのご相談も受けています。受診はご本人の同意が要ります。
初日に何をしますか
カウンセリングと医師の診察、採血・採尿で60分以上です。
東京で摂食障害の栄養療法を受けられる病院は?
当院(銀座・プレシジョンクリニック東京のハイジーア外来)で受けられます。完全予約制・自由診療です。心理療法は通院中の医療機関で続けてください。
過食嘔吐は治りますか?
治り方には個人差があります。当院の8例では2〜5か月で過食や嘔吐が止まるか大きく減りましたが、すべての方に同じ経過が出るわけではありません。標準的な治療は心理療法で、当院の分子栄養療法は並行して行うものです。
心理療法(カウンセリング)は受けられますか
当院では心理療法は行いません。通院中の医療機関で続けてください。当院は栄養状態と血糖の動きを確かめて整える外来です。
どのくらいで過食が止まりますか
当院の8例では2〜5か月で止まるか大きく減りましたが、個人差があり、年単位になる方もいます。約3か月ごとに再検査して確かめます。

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診療体制

院名プレシジョンクリニック東京 ハイジーア外来(分子栄養療法)
所在地〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目8-18 グランベル銀座ビル3階(有楽町線 銀座一丁目駅 徒歩1分)
診療時間水曜〜土曜 10:00〜17:00 完全予約制 休診日 日・月・火・祝

初診のご予約

初診は予約制です。希望の日時をお知らせください。受付時間内にお電話で日時を確定します。

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受診は任意

第1希望(例:10月24日の午後)。第2希望もあればお書きください