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診療内容

低血糖症(食後・空腹時の不調)の栄養療法外来

監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来担当)|最終更新:2026年10月15日|根拠:論文 5 本・当院の改善例 2 例

低血糖症でお悩みの患者さまへ

この度はハイジーア外来のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

「低血糖症」とは、あまり耳慣れない言葉だと思います。

しかし現代人に低血糖症が増えているということをご存知ですか?

下記の症状を複数思い当たる方は、低血糖症の疑いがあります。

  • 疲れやすい、だるい、カラダが重い。(慢性疲労のような症状)
  • 不安になる。うつの症状がある。やる気が起きない(無気力)。
  • 死にたくなることがある。リストカットを、発作的にしてしまう。
  • 精神科や心療内科で、精神疾患と診断されている。
  • 精神科や心療内科で、薬を処方されている。
  • 落ち着きがない。集中できない。
  • イライラして、自分をコントロールできない。
  • 睡眠薬がないと、眠れない。
  • キレて、暴れる。
  • プチッと火がつくと、過食して、食べるのが止まらない。
  • 食欲が不安定だ。
  • 月経前症候群(PMS)や月経前不機嫌性障害(PMDD)の症状が強い。
  • カラダのあちこちが、痛い。
  • 太っていて、なかなか痩せない。
  • 水を飲んでも太るような気がする
  • 原因不明の皮膚症状が出る。
  • 頭痛持ちである。
  • 冷え性である。
  • 精神発達延滞
  • 慢性気管支ぜんそく
  • 自律神経失調症
  • アルコール中毒
  • アレルギー
  • 脳腫瘍
  • 神経症
  • 心理・神経症状
  • 老化
  • 糖尿病
  • 脳動脈硬化
  • 精神衰弱
  • 閉経期
  • メニエール症候群
  • 偏頭痛
  • パーキンソン病
  • 神経性皮膚障害
  • てんかん
  • リウマチ性関節炎
  • 慢性じんましん
  • 統合失調症

このように低血糖症の症状は、実に多様であり、上記の他にもさまざまな症状が起こりえます。

低血糖症でお悩みの患者さまへ

また、低血糖症が真の原因であるにもかかわらず、日本では低血糖症という言葉が知られていないため、間違った診断がくだされ必要のない投薬治療が行われているケースも少なくありません。

【低血糖症患者が間違って診断された病名】

精神発達延滞

慢性気管支ぜんそく

自律神経失調症

アルコール中毒

アレルギー

脳腫瘍

まず、お伝えしたいこと

食後の眠気やイライラは、性格ではなく、血糖の波かもしれません。

食後や空腹時に、頭痛・イライラ・眠気・耳鳴り・甘いものへの欲求が出る方の、血糖とインスリンの動きと栄養状態を検査で確かめる外来です。薬・腫瘍・ホルモンの病気による低血糖が疑われる場合は、先に内科・内分泌科へ。

2例当院の改善例(記録つき)
60項目以上血液・尿検査
約3か月ごと再検査で数字を確かめる

低血糖症について、くわしく

説明を全部読む(約5,000字)
最初のご挨拶(上に掲載しています)をもう一度読む

低血糖症でお悩みの患者さまへ

この度はハイジーア外来のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

「低血糖症」とは、あまり耳慣れない言葉だと思います。

しかし現代人に低血糖症が増えているということをご存知ですか?

下記の症状を複数思い当たる方は、低血糖症の疑いがあります。

  • 疲れやすい、だるい、カラダが重い。(慢性疲労のような症状)
  • 不安になる。うつの症状がある。やる気が起きない(無気力)。
  • 死にたくなることがある。リストカットを、発作的にしてしまう。
  • 精神科や心療内科で、精神疾患と診断されている。
  • 精神科や心療内科で、薬を処方されている。
  • 落ち着きがない。集中できない。
  • イライラして、自分をコントロールできない。
  • 睡眠薬がないと、眠れない。
  • キレて、暴れる。
  • プチッと火がつくと、過食して、食べるのが止まらない。
  • 食欲が不安定だ。
  • 月経前症候群(PMS)や月経前不機嫌性障害(PMDD)の症状が強い。
  • カラダのあちこちが、痛い。
  • 太っていて、なかなか痩せない。
  • 水を飲んでも太るような気がする
  • 原因不明の皮膚症状が出る。
  • 頭痛持ちである。
  • 冷え性である。

このように低血糖症の症状は、実に多様であり、上記の他にもさまざまな症状が起こりえます。

また、低血糖症が真の原因であるにもかかわらず、日本では低血糖症という言葉が知られていないため、間違った診断がくだされ必要のない投薬治療が行われているケースも少なくありません。

【低血糖症患者が間違って診断された病名】

  • 精神発達延滞
  • 慢性気管支ぜんそく
  • 自律神経失調症
  • アルコール中毒
  • アレルギー
  • 脳腫瘍
  • 神経症
  • 心理・神経症状
  • 老化
  • 糖尿病
  • 脳動脈硬化
  • 精神衰弱
  • 閉経期
  • メニエール症候群
  • 偏頭痛
  • パーキンソン病
  • 神経性皮膚障害
  • てんかん
  • リウマチ性関節炎
  • 慢性じんましん
  • 統合失調症

*上記の疾患は、ガイランド、サルツァー、フレデリックス、マーチン、ウェラー、チェラスキン、その他の博士の報告から累積された病名。
低血糖症は、長年の糖質を中心とした食生活で、膵臓からのインスリン分泌のコントロールが悪くなった結果起こります。
過剰な糖質の摂取で血糖値が下がり過ぎると、血糖値を上げるためのホルモン(おもにアドレナリンや、ノルアドレナリンなど)が異常に分泌され、その結果さまざまな症状や異常行動を起こします。

アメリカの脂質代謝研究の第一人者であり、ゾーンダイエットで有名なドクター・シアーズは、
「人類の75%が低血糖症になりうるほど、低血糖症はコモンディジーズ(よくある症状)である。そして、そのうちの25%の人たちは、相当悪く、糖尿病に移行して当然だろう。」
と、公言しています。

【低血糖症患者が間違って診断された病名】

このように現代人を悩ます原因不明の不調の症状の多くに、低血糖症が関係していると考えられます。

ハイジーア外来では、分子整合栄養医学、東洋医学(漢方処方)、ナチュラルホルモン補充療法、キレーション療法、そして必要に応じて西洋医学を組み合わせた統合医療により、低血糖症の治療を行っています。

60項目以上の詳細な生化学検査(血液検査)に加えて、患者さまひとりひとりに必要な特殊検査を行い、さまざまな症状の病因を究明し、病因に即した根本的な治療を行っております。
基本的には、「化学医薬品」を使用しません(ただし症状により薬剤が必要な場合は薬物治療と併用し、徐々に減量を目指していきます)。

患者さまに安心して治療をお受けいただき、本来の元気を取り戻して、イキイキと人生を過ごしていただけるよう、私たちはお手伝いいたします。

【低血糖症患者が間違って診断された病名】1

なぜ現代人に、低血糖症が増えているのか?

なぜ現代人に低血糖症が増加しているのでしょうか?
その謎を解くには、人類の食生活の歴史を振り返る必要があります。

そもそも血糖とは、脳の重要なエネルギー源なので、血糖値は90 mg/dl前後に保たれるような仕組みになっています。
血糖値が高くなればインスリンを出して血糖値を下げ、低くなればグルカゴンやアドレナリン・ノルアドレナリン、コルチゾールなどのホルモンを出して血糖値を上げ、常に血糖値を適した濃度にコントロールしているのです。

しかし、甘いお菓子やジュース、白いご飯やパンなどのGI値が高い(血糖値を上げやすい)食品を食べると、血糖値が急激に上がってしまうため、それを下げるためにインスリンという血糖値を上げるホルモンが沢山出てしまいます。
そしてその結果、血糖値が下がりすぎてしまうのです。

人類の歴史は「飢餓との闘い」と言われますが、およそ200万年前、人類の先祖は、狩りで得た「生肉」や、摘みとった「木の実」、「昆虫」などを食べていました。
これらの食品はGI値(血糖値の上りやすさ)でいえば、およそ60以下の低いものばかりです。
つまり、およそ200万年前の人類の食生活では血糖値が上がりすぎることがなかったため、インスリンを沢山分泌する必要はなかったのです。

その後、約2500年前、日本の弥生時代では、農耕が始まり米を作るようになりました。が、当時は精米技術がなく、玄米を食べていました。
玄米のGI値はおよそ56なので、それでもまだインスリンを多く分泌する必要はありませんでした。しかも1日1食でした。

GI値の高い白いご飯や白いパンを1日3回食べるようになったのは、戦後のこの100年程度です。白いご飯のGI値は84、白いパンに至っては91です。
白いご飯や白いパンを食べるたびに、すい臓が沢山インスリンを分泌しなければならなくなったのが、ついこの100年の話なのです。

その上この20年では、コンビニが全国各地に出店し、清涼飲料水や菓子パンやチョコレートなどの甘い菓子類をいつでも好きなだけ食べられるようになりました。
どこそこのスイーツが美味しいなど、1日に3回どころか、1日中甘いものを食べ続けています。

なぜ現代人に、低血糖症が増えているのか?

この100年の間に、私たちの食生活はガラッと変わってしまいました。しかし人類の長い歴史のなかで、この100年というのはほんのわずかの時間に過ぎないのです。
しかし、私たちの遺伝子は、100年程度では変化しません。つまり私たちの体は、200万年前と同じ、インスリンの大量分泌を必要としない状態に適応したままなのです。
そもそも沢山のインスリンを作るようにできていないのに、GI値の高い食品を食べるたびにインスリン分泌をしなければならなくなり、そのうちにすい臓が疲れ、しまいにはコントロールを失い、低血糖症を引き起こしているのです。
そして低血糖症がさらに進んだ段階が、糖尿病です。

とくに砂糖(= 高GI値食品)やブドウ糖加糖液などは、人体の仕組みに合っていない、低血糖症を起こしやすい食品です。
本来食べるべきものではないのです。
人間にとって、砂糖は「麻薬」のようなものです。
一度食べると、インスリンの過剰分泌が起こり、血糖値が下がりすぎてしまうために、また砂糖が欲しくなります。
その結果、さまざまな不快な症状や、精神症状まで引き起すことになるのです。

日本では、低血糖症の概念がまだ一般に浸透していませんから、砂糖が体に深刻なダメージを与えるなどという概念は、信じがたいかもしれません。
しかし、人類の75%は、砂糖をはじめとする糖質にうまく対応できないのです。

そして、それによる症状の多くが、低血糖症ではない他の病気と診断されて、正しい治療が行われないままになっているのです。

さまざまな不快な症状には、かならずどこかに原因があるはずです。

その真の原因を探し、原因から根本的な治療を行い、患者さま本来の元気をとり戻していただくために、ハイジーア外来では統合医療を行っています。

統合医療の3つの特徴

当院での統合医療の特徴は3つあります。

1.60項目以上の詳細な血液検査・尿検査により、低血糖症を引き起こす原因がわかる

*健康保険を使った一般的な医療の範囲内では、保険点数の問題で検査項目が十数項目程度に限定されてしまい、十分な検査を行うことができないため、病態を引き起こす体内環境、つまり原因を充分に把握することができません。

2.体に負担の少ない

サプリメントと薬剤の違い―天然の複合的な栄養素であるサプリメントは、体内で必要に応じて代謝されるため、薬物治療に対して安全です。熟練した医師の管理下で行う場合、ほとんど副作用はありません。それに対し薬剤は、人体には存在しない化学合成された単一成分であるため、うまくいけば短時間に症状をとれるなどの利点はあるものの、原因からの治療でなく、副作用があります。

※ 漢方薬にも劇薬に分類される処方の難しい薬があります。
※ アメリカでは1年間に10万人以上が薬の副作用で亡くなっていると言われています。

3.治療期間の目安は、3ヶ月~半年である

漢方治療や栄養療法は、長期間服用しなければと効かないわけではなく、特殊な例を除き、医師の処方どおりに服用すれば、約3ヶ月から半年で症状の著しい改善と検査データの改善を認めます。

※ 治療効果には、個人差があります。
※ 病態が進行した場合、長期の治療期間が必要になる場合があります。

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ハイジーア外来の低血糖症の3つの特徴

  • 原因究明

    60項目以上の詳細な生化学検査と、必要に応じて特殊な検査を実施し、PMS/PMDDの原因を究明し、原因から治療。

  • 体に負担の少ない

    天然の複合的な栄養素は、体内で必要に応じて代謝されるため、薬物治療に対して安全。

  • ストレスフリー

    医療行為は3ヶ月ごとの採血や必要に応じて点滴治療のみ。頻繁な通院の必要もなくストレスフリー。

以前の案内「料金と診療の流れ」を読む(費用と流れは上の新しい案内が現在のものです)

料金と診療の流れ

1初日
  • 専門のカウンセラーによるカウンセリング+医師の診察(無料/60分~)

統合医療についての説明と、患者さまの現在までの状態を詳しく聞き取りし、その後医師が検査内容について判断します。初日の医師の診察は、検査内容の判断のみとなります。
60項目以上の詳細な生化学検査と、必要に応じて追加検査を実施し、機能性疾患の原因を特定します。

  • 初日検査(血液・尿 60項目以上)→16,500円(税込)

※必要に応じて、医師が追加検査を行う場合があります。

21週間後

医師が生化学検査および追加検査のデータに基づく診察を行い、治療方針を決定します。

  • 診察料→5,500円(税込)/20分

症状の改善の目安は3~6ヶ月ですが、個人差があります。治療期間は、年単位になります。
3か月から6か月間の治療期間中は、治療費は、最初の3か月は月5〜10万円が目安です。
全ての治療内容が、原則では医療費控除の対象となります。

栄養療法に加え、キレーション治療や腸内環境の改善、抗酸化治療などの治療が必要な場合もあります。
管理栄養士による個別の食事指導のサポートプログラムがございます。

3約3~4ヶ月後

治療が1クール(約3ヶ月間)終了した後、再検査を行います。

  • 再検査→11,000〜16,500円(税込)
  • 診察料→5,500円(税込)/20分

治療期間の目安は、約3ヶ月から6ヶ月です。

当院の治療方針や治療期間などについて、詳しくご説明させていただきます。

無料カウンセリング予約/AM10:00~PM6:00

03-6452-6611

完全予約制(月・水・日・祝祭日休診)

ハイジーア外来の治療用サプリメント

ハイジーア外来で使用するサプリメントは、製薬工場に課せられる厳しい「GMP基準」を満たした工場で製造された、ドクターユースオンリーの高純度・高濃度の治療用サプリメントです。
治療用サプリメントは、60項目以上の詳細な血液・尿検査のデータに基づき、栄養療法を熟知したドクターによって栄養素の種類と量が決定され、処方されます。
1粒あたりの含有量が多く、医師の処方なしには購入できません。
一般的に市販されているサプリメントとは、質や含有量が全く異なります。

※ 栄養療法は日本では保険が認められていないため、自由診療となります。
※ 漢方薬は、保険が適用されます。

低血糖症の改善例

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もう少し、くわしく知りたい方へ

気になるところだけ、開いてお読みください。検査の数字や研究も、ここにまとめています。

頭痛・イライラ・耳鳴り…それ、低血糖かも

低血糖の症状は?(頭痛・イライラ・耳鳴り)

血糖が下がると、空腹感・冷や汗・手の震え・動悸・イライラ・頭痛・眠気・集中力の低下が出ます。食後2〜4時間ほどでこうした症状が出るものを、食後症候群(反応性低血糖)と呼びます。

頭痛との関係は 頭痛と低血糖、耳鳴りや耳の詰まりは 低血糖症が疑われた耳鳴りの患者様 に、当院の記録があります。

食後の血糖の動き(模式図) ゆるやかに上がって下がる線と、急に上がって急に下がる線を比べた図。 食事 → 時間の経過 血糖値 食事 ゆるやかな動き 急に上がる急に下がる 強い空腹感・イライラ
図1 食後の血糖の動き(模式図)実際の動きには個人差があります。
低血糖症って、病院でわかるの?

低血糖症とは?病院で診断されますか?

医学的な低血糖症は、症状・そのときの低い血糖値・糖を摂ると症状が消えることの3つ(ウィップルの三徴)がそろったときに評価を進めます。当院のいう「機能性低血糖症」は確立した病名ではありません。

低血糖症は、血糖値が下がって症状が出る状態です。米国内分泌学会の指針では、①低血糖に合う症状、②そのときの低い血糖値、③糖を摂ると症状が消えること(ウィップルの三徴)がそろったときに評価を進めるとしています。原因として多いのは糖尿病の薬で、ほかにホルモンの不足・重い病気・インスリンを出す腫瘍などがあります(Cryer ほか, J Clin Endocrinol Metab 2009)。

一方、食後数時間で空腹感・脱力・不安・眠気などが出るものは「食後症候群(反応性低血糖)」と呼ばれます。日本の報告では、食後症候群の14人に4時間の糖負荷試験を行うと、インスリンが3時間高いまま続き、血糖を上げるホルモン(グルカゴン)が強く抑えられていました(Kosuda ほか, J Nippon Med Sch 2022)。

当院でいう「機能性低血糖症」は、この食後の血糖とインスリンの動きと、それに関わる栄養状態(たんぱく質・鉄・ビタミンB群・亜鉛)を確かめる考え方で、確立した病名ではありません。

太っているのに、低血糖?

太っているのに低血糖になるのはなぜ?

食後にインスリンが多く出る体質では、血糖が下がりすぎて空腹感が強くなり、食べる量が増えます。インスリンには脂肪をためる働きもあるため、太りやすさと食後の低血糖が同時に起きることがあります。

食後症候群の14人(体格指数の中央値 24.9)に糖負荷試験を行った日本の報告では、インスリンが30分で約10倍になり、180分まで高いまま続いていました(Kosuda ほか, J Nippon Med Sch 2022)。糖尿病のない肥満・過体重の男性に持続血糖測定をした日本の研究では、半数が糖負荷のあとに血糖70 mg/dL未満になり、目立った症状はなく、こうした人ほど間食が多い傾向でした(「間食が間食を呼ぶ」悪循環)(Kishimoto, Metabolites 2023)。米国で糖尿病のない肥満の成人69人に食事の負荷試験を行うと、19人に食後の反応性低血糖がみられ、女性に多くみられました(Sweatt ほか, Nutrients 2026)。当院のコラム 低血糖症と肥満 も参考にしてください。

なりやすい人って、どんな人?

低血糖になりやすい人の特徴は?

甘いものや精製された炭水化物が多い食事、食事を抜く、飲酒が多い、胃の手術後、糖尿病の薬を使っている、などが挙げられます。

体質・栄養の不足・ストレスも関わります(当院のコラム 低血糖症を起こしやすい条件)。糖尿病の薬を使っている方の低血糖は、必ず主治医にご相談ください。

“無反応性”低血糖って?

無反応性低血糖症とは?

糖負荷試験で血糖がほとんど上がらない、平らな曲線を示すものを指す呼び方です。医学的に確立した病名ではありません。

当院の改善例(若い低血糖症の患者様)で使われている呼び方です。

5時間糖負荷試験でみる3つのパターン(模式図) 正常は負荷前より50%以上上がり、最低でも負荷前の80%を下回らない。反応性低血糖症は大きく上がったあと急に下がる。無反応性低血糖症はほとんど上がらない。 ブドウ糖を飲む → 30分ごとに採血(5時間) 血糖値 負荷前の値 負荷前の80% 正常 反応性低血糖症 無反応性低血糖症(ほとんど上がらない) 急に下がる → 症状
図2 5時間糖負荷試験でみる3つのパターン(模式図)当院の記事の説明(正常=飲む前より50%以上上がり、最低でも飲む前の80%を下回らない)をもとにした模式図です。実際の曲線は人によって異なります。
どの科に、行けばいいの?

低血糖は何科を受診すればよいですか?

意識が遠のく・けいれんなど重い症状や、糖尿病の治療中の低血糖は、内科・糖尿病内科・内分泌科です。原因の病気が見つからない食後の不調は、当院で血糖とインスリンの動きと栄養状態を確かめられます。

米国内分泌学会の指針は、糖尿病のない人の低血糖では、薬・重い病気・ホルモンの不足・インスリンを出す腫瘍を先に調べるとしています(Cryer ほか, J Clin Endocrinol Metab 2009)。

症状だけでは決められないことも知っておいてください。反応性低血糖を疑って受診した40人のうち、5時間の糖負荷試験で症状と血糖55 mg/dL以下がそろったのは12人(30%)で、10人(25%)は症状があっても血糖が下がっていませんでした。バランスのよい食事の負荷試験では、血糖が55以下になった人はいませんでした(Hall ほか, J Pers Med 2021)。当院が検査で確かめてから治療を決めるのはこのためです。

こんな方が、いらしています

どんな症状・状態の方が受診していますか?

太っているのに、空腹になると具合が悪い。食べても太りやすい・甘いものがやめられない。食後に強い眠気がくる・食後や空腹時に、耳鳴り・耳が詰まる感じ・頭痛が起こるなどが続く方です。

  • 太っているのに、空腹になると具合が悪い。食べても太りやすい
  • 甘いものがやめられない。食後に強い眠気がくる
  • 食後や空腹時に、耳鳴り・耳が詰まる感じ・頭痛が起こる
  • イライラして、自分をコントロールできない。キレてしまう
  • 病院の検査では「異常なし」。精神科や心療内科でもよくならない
なにを、調べるの?

当院では何を調べますか?

血液・尿検査(60項目以上)で、貯蔵鉄(フェリチン)・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを調べます。貯蔵鉄(フェリチン)は、一般の健康診断の項目には入っていません。

甘いものや精製された炭水化物を食べると血糖が急に上がり、下げるためのインスリンが多く出て、今度は下がりすぎることがあります。血糖を上げようとするホルモン(アドレナリンなど)が出ると、イライラや動悸、空腹感が起こりやすくなります。

  • 血糖の動き血糖・インスリン・グリコアルブミン
  • 5時間糖負荷試験ブドウ糖を飲み30分ごとに採血
    (必要な方のみ)
  • 鉄・亜鉛フェリチン(貯蔵鉄)など
  • ビタミンB群・Dの指標
どんな治療? ふつうの病院と、どうちがうの?

治療は何をしますか?標準治療との違いは?

一人ひとりの検査値にもとづいて、不足している栄養素(治療用サプリメント)を医師がオーダーメイドで処方し、管理栄養士が食事を一緒に考えます。約3か月ごとの再検査で処方を見直します。標準治療の代わりではなく、並行して受ける治療です。

標準的な治療当院の分子栄養療法
役割低血糖の原因の病気(薬・腫瘍・ホルモンの病気)を見つけて治す食後の血糖とインスリンの動き、栄養状態を整える
内容血液検査・絶食試験・画像検査、薬の調整血液・尿検査(60項目以上)、必要な方に5時間糖負荷試験→ 栄養素のオーダーメイド処方と食事指導
受ける場所内科・糖尿病内科・内分泌科当院(銀座)
保険保険診療自由診療
一緒に受けられるか—並行して受けられます

実際に、こう変わりました(当院の記録)

当院の2例は、いずれも3か月で主な症状が消えるか軽くなりました。個人差があり、同じ経過を約束するものではありません。

当院で治療した2例の記録です(医師の記録・個人差があります)。

例初診時主な症状期間主な変化治療・補足フェリチン
(ng/mL)
例130代半ば・女性
  • 耳が詰まった感じ・耳鳴り
  • 頭の圧迫感(頭痛)・ふわふわする
  • 空腹になると具合が悪い・吐き気・目のかすみ
  • 食後に背中が痛む
  • 月経前の過食・イライラ・眠気
3か月
  • 耳の詰まった感じが消えた
  • 食後の背中の痛みが消えた
  • 月経前の症状が軽くなった
  • イライラ・過食・空腹感が減った
  • 肝機能の値が改善
メニエール病の診断で耳鼻科の治療を受けていた方。5時間糖負荷試験は希望されず未実施。症状が一部残り、栄養療法を継続。—
例220代前半・女性
  • 落ち込みやすい・うつ症状
  • 動悸などのパニック症状で外に出られない
  • 症状が強いときに自傷行為
  • 月経前に症状が強くなる
  • 鎮痛剤が効かないほどの月経痛
3か月
  • 落ち込みにくくなった
  • 自傷行為がなくなった
  • 外出が増えた
  • 血液検査の値が改善
  • 月経痛は残り、処方を変えて継続
5時間糖負荷試験で無反応性低血糖症のパターン。—

医師が記録した経過です(記事1・記事2)。

結果には個人差があります。症状が無くなることを約束する治療ではありません。

費用のこと

自由診療です。初日は検査 16,500円(税込)。その後は約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円、治療用サプリメントの費用がかかります。

初日検査(血液・尿 60項目以上)16,500円。カウンセリングと医師の診察を含みます(初日のカウンセリングは無料)
約1週間後診察料 5,500円(20分)。結果の説明と処方
治療中治療用サプリメント:処方の内容で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)
約3か月ごと再検査 11,000〜16,500円+診察料 5,500円(20分)
保険自由診療(保険適用外)。原則として医療費控除の対象です

はじめての日は、こんな流れです

初日にカウンセリング・診察・採血と採尿(60分〜)、約1週間後に結果の説明と処方、その後は約3か月ごとに再検査です。完全予約制です。

笑顔の看護師
笑顔の看護師
  1. 初日(60分〜)

    カウンセリングと医師の診察。採血・採尿。必要な方は、別の日に5時間糖負荷試験(約5時間)。

    検査料 16,500円(税込)。初回カウンセリング料は無料

  2. 約1週間後

    結果の説明と治療方針。栄養素の処方と食事指導が始まります。

    診察料 5,500円(20分)/治療中は月あたり5〜10万円(最初の3か月の目安)

  3. 約3か月後

    再検査で数値の変化を確かめ、処方を見直します。

    再検査 11,000〜16,500円+診察料 5,500円(税込)

期間の目安は3〜6か月。個人差があり、年単位になる方もいます。

こんな方に合っています/先に別の科へ、という方

この外来が合う方・合わない方

合う方

  • 食後2〜4時間ほどで、眠気・だるさ・イライラ・頭痛が出る
  • 空腹になると吐き気・手の震え・耳鳴りが出る
  • 甘いものがやめられない、太りやすい
  • 病院の検査では「異常なし」と言われた

先にほかの医療機関へ

  • 意識を失う・けいれんがある(すぐに救急・内科へ)
  • 糖尿病の薬やインスリンを使っている(主治医へ)
  • 胃の手術後のダンピング症候群(手術を受けた病院へ)

できること

  • 血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態と血糖の動きを確かめる
  • 必要な方に5時間糖負荷試験を行い、血糖の動きのパターンを確かめる
  • 検査値に基づいて、不足している栄養素を医師が処方する
  • 管理栄養士が、血糖を安定させる食べ方(糖質を控え、たんぱく質と野菜を中心に)を一緒に考える

できないこと

  • 基本的に精神科・心療内科など、ほかの医療機関の治療の代わりにはなりません
  • 処方されている薬について、当院が中止を勧めることはありません
  • 糖尿病で治療中の方は、先に主治医にご相談ください
  • 結果には個人差があります。症状が無くなることを約束する治療ではありません
研究で、わかってきていること

研究でわかっていること

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。多くは観察研究で、因果を示したものではありません。

  • 低血糖症の評価は、症状・低い血糖値・糖で症状が消えることの3つがそろったときに進めます。糖尿病のない人の低血糖は、薬・重い病気・ホルモンの不足・腫瘍を先に調べます(米国内分泌学会の指針)。(Cryer ほか, J Clin Endocrinol Metab 2009)
  • 食後症候群の14人で、75gの糖負荷後にインスリンが30分で約10倍になり、180分まで高いまま続きました。グルカゴンは基準の3分の1まで下がっていました(日本大学医学部)。(Kosuda ほか, J Nippon Med Sch 2022)
  • 糖尿病のない肥満・過体重の男性の半数が、糖負荷のあとに血糖70 mg/dL未満になり(目立った症状なし)、こうした人ほど間食が多い傾向でした(日本の総説)。(Kishimoto, Metabolites 2023)
  • 糖尿病のない肥満の成人69人のうち19人に、食事の負荷のあとの反応性低血糖がみられ、女性に多くみられました。(Sweatt ほか, Nutrients 2026)
  • 反応性低血糖を疑って受診した40人のうち、糖負荷試験で症状と低い血糖値がそろったのは30%、症状があっても血糖が下がらなかった人が25%でした。(Hall ほか, J Pers Med 2021)

正直に、お伝えしておきたいこと

医学的な低血糖症(糖尿病の薬・インスリンを出す腫瘍・ホルモンの病気など)が疑われる場合は、先に内科・内分泌科で調べてください。糖尿病で治療中の方は、先に主治医にご相談ください。5時間糖負荷試験は必要な方にだけ行います。

分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではありません。当院で治療した方の経過は個別の記録で、同じ結果を約束するものではありません。

  • 結果には個人差があり、すべての方に同じ経過が出る治療ではありません。
  • 治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。
  • 治療用サプリメントは医薬品ではありません。
  • ほかの医療機関で治療中の方は、その治療を中断するものではありません。お薬手帳をお持ちください。

担当医・監修

秦 俊昭 医師

秦 俊昭 医師|ハイジーア外来(分子栄養療法)担当

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医。防衛医科大学校卒業(1982年)、東京慈恵会医科大学大学院修了。防衛医科大学校病院・自衛隊中央病院などを経て、2013年より当院で分子栄養療法を行っています。

このページは 2026年10月15日 に、担当医が内容を確認しました。研究は PubMed の抄録で数字を確かめています。

よく聞かれること

病院で「異常なし」と言われましたが、受診できますか
できます。一般の血液検査では血糖の「動き」は分かりにくいため、当院では60項目以上の検査と、必要な方に5時間糖負荷試験を行います。
保険は使えますか
使えません。自由診療です。原則として医療費控除の対象になります。
糖尿病とは違うのですか
違います。当院が診ているのは、血糖が下がりすぎる方向の動きです。糖尿病で治療中の方は先に主治医にご相談ください。
初日に何をしますか
カウンセリングと医師の診察、採血・採尿で60分以上です。
病院で血糖を測ったら正常でした
空腹時の1回の血糖値では、食後の動きはわかりません。当院では血糖・インスリン・グリコアルブミンなどを組み合わせて確かめます。

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診療体制

院名プレシジョンクリニック東京 ハイジーア外来(分子栄養療法)
所在地〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目8-18 グランベル銀座ビル3階(有楽町線 銀座一丁目駅 徒歩1分)
診療時間水曜〜土曜 10:00〜17:00 完全予約制 休診日 日・月・火・祝

初診のご予約

初診は予約制です。希望の日時をお知らせください。受付時間内にお電話で日時を確定します。

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受診は任意

第1希望(例:10月24日の午後)。第2希望もあればお書きください