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NEWS & BLOG | 改善例(更年期障害)

更年期障害の改善例

(2026年10月 最新の研究を追記) 改善例

この記事でわかること

  1. 54歳の女性で、動悸・のぼせ・急な発汗・体重増加・怒りっぽさ・高い血圧が主な訴えでした。
  2. 初診時は身長158cm・体重70kg・血圧150/90で、たんぱく質・鉄・ビタミンB群の不足などがみられました。
  3. 治療は分子整合栄養医学療法と食事指導です。ホルモン補充療法などの併用の有無は書かれていません。
  4. 経過は患者さまの言葉で、発汗がほとんどなくなり、気持ちが落ち着き、体重も減ったと書かれています。

更年期障害とは?

閉経の前後約10年(更年期)に、女性ホルモン(エストロゲン)が減ることをきっかけに、のぼせ・発汗・動悸・不眠・気分の落ち込みなどが出て、生活に支障が出る状態です。

くわしくは 更年期障害と栄養 のページもご覧ください。

いちばん効く治療は?

のぼせ・発汗には、ホルモン補充療法が最も効果の確かめられた治療です。

  • 24件の試験(3,329人)のまとめで、ホルモン補充療法はのぼせの回数を偽薬より75%減らしました。偽薬でも57.7%減っていました。出典:MacLennan ほか, Cochrane Database Syst Rev 2004/PubMed 15495039・DOI 10.1002/14651858.CD002978.pub2
  • 北米閉経学会の声明では、ほてりに最も効く治療はホルモン療法で、最後の月経から10年以内の女性では検討すべきとしています。サプリやハーブ、食事の変更は、根拠が足りず推奨されていません。出典:北米閉経学会(NAMS), Menopause 2023/PubMed 37252752・DOI 10.1097/GME.0000000000002200

PubMed の抄録で数字を確かめた論文です(PMID・DOI つき)。

ホルモンを使わない方法はありますか?

認知行動療法などの心理的な支援や、体重が多い方の減量で、つらさが和らいだ試験があります。一方、サプリや食事の変更は、ほてりへの効果の根拠が足りないとされています。

  • 28件の試験(2,887人)の解析で、認知行動療法などの心理的な支援は、のぼせや寝汗のつらさと睡眠を改善しました。出典:Robinson ほか, BMC Womens Health 2026/PubMed 42252432・DOI 10.1186/s12905-026-04563-3
  • 太り気味の女性338人の試験で、6か月の減量プログラムは、のぼせの悩みを改善しました。体重が5kg減るごとに改善しやすくなりました。出典:Huang ほか, Arch Intern Med 2010/PubMed 20625026・DOI 10.1001/archinternmed.2010.162

PubMed の抄録で数字を確かめた論文です(PMID・DOI つき)。

この改善例と栄養の関係は?

この方は初診時に、たんぱく質・ビタミンB群・鉄の不足と、高コレステロール・軽い脂肪肝・低血糖の傾向が見られました(2018年の記録)。体重が減ると、のぼせが改善しやすいという試験の結果と重なりますが、一人の記録から理由を決めることはできません。

改善例(2018年の記録)

更年期障害 改善例1

主訴

更年期障害 H.E.様(54歳・主婦)

動悸、のぼせ、急な発汗、体重増加、怒りっぽい、動くのがおっくう、血圧が高い

初診時検査

身長158cm 体重70kg 血圧 150/90

血液検査データ

タン白質欠乏
ビタミンB群欠乏
鉄欠乏
高コレステロール血症
軽度の脂肪肝
低血糖の傾向
筋肉量の減少

治療

・分子整合栄養医学療法・食事指導

経過

初診時、頭部に強い発汗があり、外出を避ける状態でした。治療後、発汗はほぼ消失し、外出の機会が増えました。精神的に安定し、家族への苛立ちも減少。皮膚の状態も改善しました。体重は減少しています(数値は未記録)。

この症例の治療について(2026年10月 追記)

治療の内容
分子整合栄養医学による栄養療法(治療用サプリメントの処方)と食事指導(記事の記載)
治療の期間
記事に期間の記載なし
費用(自由診療)
検査 16,500円、約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円(いずれも税込・2026年の料金)。治療用サプリメントは処方の内容で変わります。記事の当時の費用とは異なります。治療中の費用は、最初の3か月で月5〜10万円が目安です。
主なリスク・副作用
まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。服用中の薬がある方は、医師にお伝えください。
標準的な治療との関係
更年期ののぼせ・発汗に最も効果の確かめられた治療は、ホルモン補充療法です。当院の分子栄養療法は、その代わりではなく、並行して行うものです。
結果について
この記事は一人の患者さまの記録です。同じ治療で同じ結果が出るとは限りません。

年齢のせいと、あきらめないで

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

更年期の不調について、くわしく見る

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

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よく聞かれること

更年期ののぼせや発汗には、どんな治療がありますか?
婦人科でのホルモン補充療法が、最も効果の確かめられた治療です。使えない方には、ほかの薬や認知行動療法もあります。当院の分子栄養療法は、こうした治療と並行して行うものです。更年期障害と栄養
体重が減ると、のぼせは軽くなりますか?
太り気味の女性で、減量によってのぼせの悩みが改善した試験があります。食事の見直しは、体重の管理にも役立ちます。
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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