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診療内容

副腎疲労(強い疲労が続く方)の栄養療法外来

監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来担当)|最終更新:2026年10月15日|根拠:論文 3 本・当院の改善例 2 例

副腎疲労でお悩みの患者さまへ

この度はプレシジョンクリニック東京(旧 クリニック・ハイジーア)のホームページにお越しくださいましてありがとうございます。

「副腎疲労」とは、あまり耳慣れない言葉だと思いますが、実は、現代人に急激に増えている病気です。そして、現代人を苦しませている症状の多くに、この「副腎疲労」が関係しているのです。

下記の症状を複数思い当たる方は、副腎疲労の疑いがあります。

  • とにかく疲れる。眠っても疲れがとれない。
  • 朝起きられない。起きるのがつらい。いつまでも寝ていたい。1日中寝たきり。
  • 体が重い。だるい。
  • めまいがする。頭がふらふらする。
  • うつ状態である。
  • やる気が起きない。
  • 楽しみや喜びがない。
  • 記憶力・集中力が低下した。
  • 頭が働かない。頭にもやがかかったような感じがする。
  • 動悸がする。
  • 夜眠れない。
  • パニックを起こしやすい。緊張しやすい。
  • ストレスに対処できない。ストレスがあると風邪を引く、または寝込んでしまう。
  • 風邪を引きやすい、風邪の治りが悪い。感染症にかかりやすい。
  • アレルギーがある。炎症を起こしやすい。
  • 急に鼻炎になり、改善しない。
  • 急にじんましんや湿疹、皮膚炎になり、改善しない。
  • 急にリウマチ・関節炎が発症した
  • etc…
  • 血糖値を上げる
  • エネルギーを生みだす(血糖値を上げる結果として)
  • 血圧を高める
  • 精神的・肉体的なストレスに対抗する
  • 炎症・アレルギーを抑える
  • エネルギーがうまく作れないため、疲れやすい。朝起きられない。
  • 免疫力が低下するため、風邪を引きやすく、なかなか治らない。
  • 体のいろいろな部位で炎症が起こりやすく、治りにくい。
  • 血糖値が低下し、脳のエネルギー不足に陥るため、うつ状態や、記憶力の低下、集中力の低下などを引き起こす。
  • アレルギーが抑えられないため、じんましんや皮膚炎、鼻炎や喘息などが発症する。
  • 自己免疫反応が抑えられなくなり、関節炎やリウマチなどが発症する。
  • コルチゾールの代わりにアドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されるため、自律神経の乱れを引き起こし、動悸や不眠などを引き起こす。

これらは、一見まったく別の症状のように見えますが、すべて副腎疲労が原因で起こりうる症状です。

副腎疲労でお悩みの患者さまへ

しかし残念ながら、日本には副腎疲労を正しく診断できる医師がほとんどいません。

このため、症状だけを診て「うつ病」や「アレルギー」などの誤った診断がくだされ、適切ではない投薬治療が行われていることがほとんどなのです。

当然、治療をしているわけではないので、症状が改善すればラッキーですが、多くの場合、望ましい改善効果は期待できません。

症状を根本的に改善するためには、原因となっている副腎疲労を正しく診断することが必要最低条件なのですが、それがほとんど期待できないのが実情なのです。

副腎とは?

そもそも副腎とはどんな臓器なのかを説明していきましょう。

副腎とはその名の通り、左右の腎臓の上に帽子のようにちょこんと乗っている、小さな臓器です。

副腎とは?副腎は、ホルモンという物質を産生する「内分泌腺」の一種です。ホルモンとは、微少でも体内でとても大切な働きをする物質のことです。

まず、お伝えしたいこと

起きられないのも、眠っても疲れがとれないのも、気のせいではありません。からだの“足りない”を、ひとつずつ確かめていきます。

「副腎疲労」は内分泌学会が認めた病名ではありません。当院はこの診断をつけるのではなく、起きられない・眠っても疲れがとれない原因を、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・血糖の動き・唾液コルチゾールから探して整える外来です。

2例当院の改善例(記録つき)
60項目以上血液・尿検査
約3か月ごと再検査で数字を確かめる

副腎疲労について、くわしく

説明を全部読む(約5,700字)
最初のご挨拶(上に掲載しています)をもう一度読む

副腎疲労でお悩みの患者さまへ

この度はプレシジョンクリニック東京(旧 クリニック・ハイジーア)のホームページにお越しくださいましてありがとうございます。

「副腎疲労」とは、あまり耳慣れない言葉だと思いますが、実は、現代人に急激に増えている病気です。そして、現代人を苦しませている症状の多くに、この「副腎疲労」が関係しているのです。

下記の症状を複数思い当たる方は、副腎疲労の疑いがあります。

  • とにかく疲れる。眠っても疲れがとれない。
  • 朝起きられない。起きるのがつらい。いつまでも寝ていたい。1日中寝たきり。
  • 体が重い。だるい。
  • めまいがする。頭がふらふらする。
  • うつ状態である。
  • やる気が起きない。
  • 楽しみや喜びがない。
  • 記憶力・集中力が低下した。
  • 頭が働かない。頭にもやがかかったような感じがする。
  • 動悸がする。
  • 夜眠れない。
  • パニックを起こしやすい。緊張しやすい。
  • ストレスに対処できない。ストレスがあると風邪を引く、または寝込んでしまう。
  • 風邪を引きやすい、風邪の治りが悪い。感染症にかかりやすい。
  • アレルギーがある。炎症を起こしやすい。
  • 急に鼻炎になり、改善しない。
  • 急にじんましんや湿疹、皮膚炎になり、改善しない。
  • 急にリウマチ・関節炎が発症した
  • etc…

これらは、一見まったく別の症状のように見えますが、すべて副腎疲労が原因で起こりうる症状です。

しかし残念ながら、日本には副腎疲労を正しく診断できる医師がほとんどいません。

このため、症状だけを診て「うつ病」や「アレルギー」などの誤った診断がくだされ、適切ではない投薬治療が行われていることがほとんどなのです。

当然、原因からの治療をしているわけではないので、症状が改善すればラッキーですが、多くの場合、望ましい改善効果は期待できません。

症状を根本的に改善するためには、原因となっている副腎疲労を正しく診断することが必要最低条件なのですが、それがほとんど期待できないのが実情なのです。

副腎とは?

そもそも副腎とはどんな臓器なのかを説明していきましょう。

副腎とはその名の通り、左右の腎臓の上に帽子のようにちょこんと乗っている、小さな臓器です。

副腎

副腎とは?副腎は、ホルモンという物質を産生する「内分泌腺」の一種です。ホルモンとは、微少でも体内でとても大切な働きをする物質のことです。
このように、副腎と言う名前がついていますが、腎臓とはまったく別の働きをしています。

副腎の働きは、コルチゾールやアルドステロン、アドレナリンなど、生命維持に必要不可欠なさまざまなホルモンを分泌することです。

副腎ホルモンの中でも最も重要なものは、副腎皮質から分泌される「コルチゾール」です。
通常、副腎疲労とは、コルチゾールの分泌が低下した状態のことを指します。

コルチゾールの主な働きは、以下のものです。

  • 血糖値を上げる
  • エネルギーを生みだす(血糖値を上げる結果として)
  • 血圧を高める
  • 精神的・肉体的なストレスに対抗する
  • 炎症・アレルギーを抑える

このようにコルチゾールはとても大切な働きをしており、生命維持に必要不可欠な重要なホルモンなのです。

このコルチゾールがまったく出なくなってしまう病気を「アジソン病」と言います。アジソン病は、コルチゾールを補充しないと死に至る病気です。
アジソン病は医学の教科書に載っていますし、医師であれば必ず知っている有名な病気です。

しかし、アジソン病までいかなくても、コルチゾールの分泌が「不十分」になってしまうということが、よく起こります。
これが、「副腎疲労」です。

コルチゾールはとても重要なホルモンであるため、コルチゾールがある程度分泌されていても、本当に必要十分な量ではない場合、さまざまな症状が起こります。

  • エネルギーがうまく作れないため、疲れやすい。朝起きられない。
  • 免疫力が低下するため、風邪を引きやすく、なかなか治らない。
  • 体のいろいろな部位で炎症が起こりやすく、治りにくい。
  • 血糖値が低下し、脳のエネルギー不足に陥るため、うつ状態や、記憶力の低下、集中力の低下などを引き起こす。
  • アレルギーが抑えられないため、じんましんや皮膚炎、鼻炎や喘息などが発症する。
  • 自己免疫反応が抑えられなくなり、関節炎やリウマチなどが発症する。
  • コルチゾールの代わりにアドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されるため、自律神経の乱れを引き起こし、動悸や不眠などを引き起こす。

これらの症状は、コルチゾールの分泌不足により、よく起きる症状です。

そしてこれらの症状が進行すると、日常生活を行うのが困難になってしまいます。

しかし残念ながら、日本にはこれらの症状がコルチゾールの不足によるものだと正しく判断できる医師がほとんどいません。

一般的な血液検査などを行っても、異常があることはほとんどなく(普通コルチゾールは調べません)、問題なしと診断されてしまいます。

そのため、患者さまの訴える症状だけを聞いて、「うつ病」「慢性疲労」「自律神経失調症」「アレルギー疾患」などと診断されてしまいます。

そのような誤った診断のもとで治療を行っても、根本原因を治療しているわけではないので、多くの場合、症状の改善は期待できません。

疲労を訴える患者さまの場合などは、「気持ちの問題」「怠け病」などと診断されてしまうこともあります。

なぜ、副腎疲労になってしまうのか?

ではなぜ、副腎疲労が起きてしまうのでしょうか?

もっとも大きな原因は、ストレスです。

副腎は、ストレスと戦う臓器です。

私たちがストレスにさらされた時、自覚はしていませんが、副腎からコルチゾールが大量に分泌され、ストレスに対応します。

それが短期間であれば特別に問題は起こりませんが、長期間にわたると、副腎が疲弊してしまい、本当に必要な量のコルチゾールを分泌できなくなってしまいます。

これが、副腎疲労です。

副腎疲労は、「21世紀のストレスシンドローム」と言われています。

この100年間ほどで、私たちをとり巻く環境は劇的に変化し、自覚している・いないにかかわらず、私たちは慢性的なストレスにさらされています。

それが、副腎という地味ですが重要な臓器に、負担を強いているのです。

つまり、副腎疲労は、機能性低血糖症と同じく、現代社会が作り出した「現代病」と言えます。

副腎疲労はこのようにまだ新しい概念なので、医学の教科書には載っていません。

このため、ほとんどの医師は副腎疲労の知識がありません(アメリカではかなりメジャーになっています)。

激務をこなしていたサラリーマンが突然うつになったり、体調を崩したりするのは、まず副腎疲労が関係していると言ってよいでしょう。

高齢または病気のご家族の介護などを長期間してこられた方や、家庭内に問題を抱えている方、事業で苦労された方などにもよく起こります。

長期間にわたるストレスが原因であることが多いので、30代後半~40代にかけて多いのが特徴ですが、10代などの若い患者さまもいらっしゃいます。

若いのに朝から寝たきり、などという場合も、副腎疲労が原因の一つであると考えられることが多いものです。

この場合、先天的などの何らかの原因で、もともと副腎機能が弱っていることが考えられます。

また、必ずしも精神的なストレスばかりが原因とは限らず、食物アレルギーや花粉症、感染症、有害物質による汚染、不規則な生活(夜間シフトのある職業など)、時差などの身体的なストレスも、副腎疲労に関係しています。

甘いものや精製された炭水化物が多い現代の食生活も、血糖値を下げすぎ、下がった血糖値を上げるために副腎に負担をかけています。

総合的な副腎の負担がオーバーした時に、発症するのです。

副腎疲労の治療は?

まずは症状の原因が副腎疲労であることを、きちんと診断することが重要です。
また、原因不明といわれる症状の多くに栄養素の欠乏が関係しており、副腎疲労の原因のひとつにもなっています。

ハイジーア外来では、まず詳細な問診とともに、栄養・代謝の状態を含めた60項目以上の血液検査・尿検査等を行います。
さらに、副腎疲労が疑われる場合に、副腎ホルモン等を調べます。

そのようにして正しく診断ができて初めて、治療が始まります。

治療としては、副腎疲労による症状が顕著な場合は、ホルモンそのものを補充することが必要になります。
この場合、副腎皮質ホルモンの一種であるDHEA(Dehydro-epiandrosterone)のみ、またはDHEAとヒドロコルチゾン(=コルチゾール。コルチゾンを体外から摂取する場合の名称)の両方を用います。
コルチゾールの不足が原因である場合には、これらのホルモンの補充によって即効的な効果が期待できます。

しかし、副腎ホルモンの補充は副腎疲労による症状を取るためには効果的ですが、副腎疲労そのものを治しているわけではありません。
副腎の機能を回復させ、自前のコルチゾールを十分に分泌できるようにするためには、「ホルモンの材料」が必要です。
つまり、「栄養」です。

コルチゾールを合成するには、タン白質・ビタミンC・ビタミンB群(とくにB5)・亜鉛・ビタミンE・ビタミンAなどが必要です。
副腎疲労の患者さまのほとんどは、長期間のストレスによる消化吸収障害や、ストレスによる栄養素の需要の増大などで、これらの栄養素の欠乏状態に陥っています。
これらの栄養素を、治療用サプリメントを用いて十分に補給していく必要があります。

中でもとくに重要な栄養素は、ビタミンCです。
人体でもっともビタミンCの濃度が高い臓器は、脳と副腎です。つまりこれらの臓器はビタミンCをもっとも多く必要としている臓器と言えます。
人間は他の動物と違い、体内でビタミンCを合成できませんので、慢性的な壊血病(ビタミンC欠乏症)と言われています。
そこへストレスがかかると、コルチゾールを合成するためにさらにビタミンCが消費され、副腎のビタミンCが枯渇してしまいます。その結果、コルチゾールの合成がうまくいかなくなってしまうのです。

ビタミンCは口から治療用サプリメントとして摂取することも重要ですが、高濃度ビタミンC点滴療法が非常に効果的です。
高濃度ビタミンC点滴療法は、副腎に急速にビタミンCを充満させることができるため、即効的な効果が期待できる、とてもよい方法といえます。

ビタミンC以外にも、治療的なレベルのタン白質(プロテインやアミノ酸)、ビタミンB群、ビタミンE、亜鉛、ビタミンAなどが必要になります。

もちろん、副腎疲労の大きな原因はストレスですので、ストレスがある場合はなるべく避ける努力が必要になります。
必要に応じて心理カウンセリングを併用することもあります。

治療期間は、個人差がありますが、ホルモンの補充期間としておよそ半年、完全に副腎疲労が回復するには1年~数年を要します。

ハイジーア外来では、分子整合栄養医学、東洋医学(漢方処方)、ナチュラルホルモン補充療法、キレーション療法、そして必要に応じて西洋医学を組み合わせた統合医療により、副腎疲労の治療を行っています。

60項目以上の詳細な生化学検査(血液検査)に加えて、患者さまひとりひとりに必要な特殊検査を行い、さまざまな症状の病因を究明し、病因に即した根本的な治療を行っております。
基本的には、「化学医薬品」を使用しませんが、症状により薬品(副腎のホルモンを含む)が必要な場合はそれを併用し、徐々に減量を目指していきます。

患者さまに安心して治療をお受けいただき、本来の元気を取り戻して、イキイキと人生を過ごしていただけるよう、私たちはお手伝いいたします。

副腎疲労の治療は?

統合医療の3つの特徴

当院での統合医療の特徴は3つあります。

1.60項目以上の詳細な血液検査・尿検査により、症状を引き起こす原因がわかる *健康保険を使った一般的な医療の範囲内では、保険点数の問題で検査項目が十数項目程度に限定されてしまい、十分な検査を行うことができないため、病態を引き起こす体内環境、つまり原因を充分に把握することができません。 2.体に負担の少ない サプリメントと薬剤の違い―天然の複合的な栄養素であるサプリメントは、体内で必要に応じて代謝されるため、薬物治療に対して安全です。熟練した医師の管理下で行う場合、ほとんど副作用はありません。それに対し薬剤は、人体には存在しない化学合成された単一成分であるため、うまくいけば短時間に症状をとれるなどの利点はあるものの、原因からの治療でなく、副作用があります。 3.治療期間の目安は、半年~数年である 副腎疲労を回復するには、早くて半年、長くて1年~数年の期間が必要です。※ 治療効果には、個人差があります。 初診の予約を申し込む

ハイジーア外来の副腎疲労治療

血液検査・尿検査等のデータをもとに、治療方針をドクターが決定します。
↓
A: 分子整合栄養医学 + 食事療法
B: 分子整合栄養医学 + 食事療法 + 高濃度ビタミンC点滴療法
C: 分子整合栄養医学 + 食事療法 + 高濃度ビタミンC点滴療法
+ ホルモン補充療法(ヒドロコルチゾン+DHEA)
など。

初診の予約を申し込む

ハイジーア外来の治療用サプリメント

ハイジーア外来で使用するサプリメントは、製薬工場に課せられる厳しい「GMP基準」を満たした工場で製造された、ドクターユースオンリーの高純度・高濃度の治療用サプリメントです。
治療用サプリメントは、60項目以上の詳細な血液・尿検査のデータに基づき、栄養療法を熟知したドクターによって栄養素の種類と量が決定され、処方されます。
1粒あたりの含有量が多く、医師の処方なしには購入できません。
一般的に市販されているサプリメントとは、質や含有量が全く異なります。

※ 栄養療法は日本では保険が認められていないため、自由診療となります。
※ 漢方薬は、保険が適用されます。

改善症例

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改善例

もう少し、くわしく知りたい方へ

気になるところだけ、開いてお読みください。検査の数字や研究も、ここにまとめています。

“副腎疲労”って、病気なの?

副腎疲労とは?病名なのですか?

長く続くストレスで副腎の働きが落ちる、という考え方から生まれた言葉ですが、内分泌学会は病気として認めていません。58の研究をまとめた系統的レビューも、裏づける根拠はないと結論しています。

「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」は、長く続くストレスで副腎の働きが落ち、強い疲労が続く状態として一般に使われている言葉です。ただし、内分泌学会はこれを病気として認めていません。58の研究をまとめた2016年の系統的レビューも、唾液コルチゾールなどの検査結果は研究ごとに食い違い、医学的な状態として裏づける根拠はないと結論しています(Cadegiani・Kater, BMC Endocr Disord 2016)。

副腎そのものの病気(アジソン病・副腎不全など)は、内分泌科で血液検査と負荷試験によって診断し、治療します。

当院は「副腎疲労」という診断をつける所ではありません。起きられない・眠っても疲れがとれない・食後に強い眠気がくる、といった疲労の原因を、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・血糖の動き・唾液コルチゾールの日内変動から探し、整える外来です。

どうしたら、良くなるの?

副腎疲労の治し方は?

「副腎疲労」という病名に対する確立した治療はありません。当院では、疲労の原因として見つかったもの(鉄・たんぱく質・ビタミンの不足、血糖の乱れなど)を検査値にもとづいて一つずつ整えます。

原因が見つかるものの一つが、貧血ではない鉄不足です。フェリチンが50未満で疲れを訴える女性では、鉄を12週間補うと疲労が47.7%減りました(偽薬は28.8%)(Vaucher ほか, CMAJ 2012)。

いつまで、続くの?

副腎疲労はどのくらいで回復しますか?

当院の2例では、数日〜3か月で起きられるようになり、1例は3か月で職場復帰しました。食後の眠気などが残ることもあり、個人差があります。

くわしい経過は下の「当院で治療した方の経過」と 副腎疲労改善例。

サプリやビタミンCで、なんとかなる?

副腎疲労にサプリやビタミンCは効きますか?

市販のサプリメントで「副腎を元気にする」ことを示した確かな研究はありません。何が足りないかは血液検査でわかるので、検査値にもとづいて補うのが当院の方法です。

高濃度ビタミンC点滴は、当院の改善例(症例1)で使われています。リスクと費用は診察で説明します。

「コルチゾールが低い」と言われたら

コルチゾールが低いと言われたら?

本当に副腎の働きが落ちている(副腎不全・アジソン病)場合は命に関わることがあり、内分泌科で血液検査と負荷試験が必要です。唾液コルチゾールの値だけでは判断できません。

唾液コルチゾールの日内変動(模式図) 朝に高く夜に向かって下がる線と、一日を通して低いままの線を比べた図。 コルチゾール 朝(起床時)昼夕方夜(就寝前) 1日の中で4回、唾液で測ります 朝に高く、夜に向かって下がる 一日を通して低いまま(副腎疲労)
図1 唾液コルチゾールの日内変動(模式図)当院の改善例の記載(一日を通してコルチゾールの分泌不足)をもとにした模式図です。実際の値は人によって異なります。
どこに行けば、診てもらえるの?

副腎疲労は何科・どの病院で診てもらえますか?

強い疲労が続くときは、まず内科で甲状腺・貧血・うつ病・睡眠時無呼吸などの病気がないかを調べます。そのうえで残る疲労について、当院(銀座)で栄養と血糖の面から調べられます。

こんな方が、いらしています

どんな症状・状態の方が受診していますか?

朝起きられない。眠っても疲れがとれない・とにかく疲れる。横になっていたい・頭が働かない。記憶力・集中力が落ちたなどが続く方です。

  • 朝起きられない。眠っても疲れがとれない
  • とにかく疲れる。横になっていたい
  • 頭が働かない。記憶力・集中力が落ちた
  • ストレスがあると風邪を引く、寝込んでしまう
  • 「うつ」「自律神経失調症」と言われたが、よくならない
なにを、調べるの?

当院では何を調べますか?

血液・尿検査(60項目以上)で、貯蔵鉄(フェリチン)・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを調べます。貯蔵鉄(フェリチン)は、一般の健康診断の項目には入っていません。

副腎は、ストレスに対応するホルモン「コルチゾール」をつくる小さな臓器です。長い間ストレスにさらされると、必要な量のコルチゾールをつくれなくなることがあります。一般の血液検査ではコルチゾールは調べないため、当院では唾液で1日の動きを測ります。

  • 副腎ホルモン唾液コルチゾール(1日4回)
    DHEA-S
  • 血糖の動き血糖・グリコアルブミン
  • 鉄・亜鉛フェリチン(貯蔵鉄)など
  • ビタミン・たんぱく質B群・C・尿素窒素など
どんな治療? ふつうの病院と、どうちがうの?

治療は何をしますか?標準治療との違いは?

一人ひとりの検査値にもとづいて、不足している栄養素(治療用サプリメント)を医師がオーダーメイドで処方し、管理栄養士が食事を一緒に考えます。約3か月ごとの再検査で処方を見直します。標準治療の代わりではなく、並行して受ける治療です。

標準的な治療当院の分子栄養療法
役割疲労の原因の病気(甲状腺・貧血・うつ病・副腎不全など)を見つけて治す病気のあとに残る疲労の、体の側(鉄・たんぱく質・ビタミン・血糖)を整える
内容内科・内分泌科での血液検査・負荷試験血液・尿検査(60項目以上)・唾液コルチゾール → 栄養素の処方、必要に応じてホルモン補充
受ける場所内科・内分泌科・心療内科当院(銀座)
保険保険診療自由診療
一緒に受けられるか—並行して受けられます

実際に、こう変わりました(当院の記録)

当院の2例は、数日〜1か月で起きられるようになり、1例は3か月で職場復帰しました。個人差があり、同じ経過を約束するものではありません。

当院で治療した2例の記録です(医師の記録・個人差があります)。

例初診時主な症状期間主な変化治療・補足フェリチン
(ng/mL)
例139歳・女性
  • 異常に疲れる・起きているのがつらい
  • 休日は一日中寝ている
  • 立っていると頭が回らず仕事ができない
  • 記憶力の低下・ろれつが回らない時がある
  • 眠れない・眠ろうとすると動悸
数日
  • ホルモン内服後数日で、起きていられない症状が改善
  • 動悸・不眠も改善
  • その後の疲労感・眠気は、高濃度ビタミンC点滴(1週間毎日)で改善
  • 以後はホルモンを飲まずに安定
栄養素の処方+ホルモン補充(ヒドロコルチゾン・DHEA)+高濃度ビタミンC点滴。—
例243歳・女性
  • 寝つきが悪い・眠りが浅い・悪い夢・早朝に目が覚める
  • 目が覚めても動けない
  • 食後にがくっと眠くなる・甘いものがほしい
  • 疲れやすい・立ちくらみ・めまい
  • 無気力・頭痛・休職中
1〜3か月
  • 1か月で朝起きられるように
  • 散歩などの運動ができるように
  • 深く眠れ、悪い夢が減った
  • 頭痛が軽くなった
  • 3か月で職場復帰。食後の眠気と甘いもの欲は残る
栄養素の処方+ヘム鉄+ホルモン補充(点滴は通院が難しく未実施)。治療半年の時点で治療中。57 → 75
副腎疲労の改善例2例の検査値 症例1(39歳)はDHEA-Sが92でフェリチン54。症例2(43歳)はDHEA-Sが128、フェリチンは初診時57から3か月後75。 症例1(39歳・女性) DHEA-S92 (基準 50〜270) フェリチン54 (基準 18.6〜261) 唾液コルチゾール:一日を通して低い / 治療:栄養素の処方+ホルモン補充+高濃度ビタミンC点滴 症例2(43歳・女性) DHEA-S128 (基準 33〜262) フェリチン 初診時57 (基準 18.6〜261) フェリチン 3か月後75 (基準 18.6〜261) 唾液コルチゾール:一日を通して極端に低い治療:栄養素の処方+ヘム鉄+ホルモン補充(点滴は通院が難しく未実施) 棒の長さは基準値の上限に対する位置。DHEA-Sは副腎でつくられるホルモン、フェリチンは貯蔵鉄。 経過:症例1はホルモン内服後数日で起きていられない症状が改善、症例2は1か月後に朝起きられるように。 結果には個人差があり、同じ経過を約束するものではありません
図2 当院の改善例2例の検査値(/blog/1671/ の医師の記録)症例1は、記事の中で医師自身の例と記されています。記事はこちら

医師が記録した経過です(記事)。症例1は、記事の中で医師自身の例と記されています。

結果には個人差があります。症状が無くなることを約束する治療ではありません。

費用のこと

自由診療です。初日は検査 16,500円(税込)。その後は約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円、治療用サプリメントの費用がかかります。

初日検査(血液・尿 60項目以上)16,500円。カウンセリングと医師の診察を含みます(初日のカウンセリングは無料)
約1週間後診察料 5,500円(20分)。結果の説明と処方
治療中治療用サプリメント:処方の内容で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)
約3か月ごと再検査 11,000〜16,500円+診察料 5,500円(20分)
保険自由診療(保険適用外)。原則として医療費控除の対象です

はじめての日は、こんな流れです

初日にカウンセリング・診察・採血と採尿(60分〜)、約1週間後に結果の説明と処方、その後は約3か月ごとに再検査です。完全予約制です。

笑顔の看護師
笑顔の看護師
  1. 初日(60分〜)

    カウンセリングと医師の診察。採血・採尿。副腎疲労が疑われる方は、唾液コルチゾール検査のキットをお渡しします。

    検査料 16,500円(税込)。初回カウンセリング料は無料

  2. 約1週間後

    結果の説明と治療方針。栄養素の処方と食事指導が始まります。

    診察料 5,500円(20分)/治療中は月あたり5〜10万円(最初の3か月の目安)

  3. 約3か月後

    再検査で数値の変化を確かめ、処方を見直します。

    再検査 11,000〜16,500円+診察料 5,500円(税込)

期間の目安:ホルモンを補う期間はおよそ半年、副腎の回復には1年〜数年(旧ページの記載)。個人差があります。

こんな方に合っています/先に別の科へ、という方

この外来が合う方・合わない方

合う方

  • 朝起きられない・眠っても疲れがとれない状態が続いている
  • 内科で「異常なし」と言われた
  • 食後に強い眠気がくる・甘いものが欲しくなる
  • 休職中・仕事に戻りたい

先にほかの医療機関へ

  • 「副腎疲労」の診断書がほしい(当院では診断しません)
  • 急な体重減少・低血圧・意識が遠のくなど副腎不全が疑われる(すぐに内分泌科・救急へ)
  • 気分の落ち込みが強い(心療内科・精神科へ)

できること

  • 血液・尿検査(60項目以上)と副腎ホルモンの検査で、副腎の状態と栄養状態を確かめる
  • 検査値に基づいて、コルチゾールの材料になる栄養素(たんぱく質・ビタミンC・B群・亜鉛など)を医師が処方する
  • 症状が強い方に、医師の判断でホルモン(DHEA・ヒドロコルチゾン)を補充する
  • 必要な方に高濃度ビタミンC点滴を行う

できないこと

  • 基本的に精神科・心療内科など、ほかの医療機関の治療の代わりにはなりません
  • 処方されている薬について、当院が中止を勧めることはありません
  • 副腎の病気(アジソン病など)の診断と治療は、内分泌の専門医にご相談ください
  • 結果には個人差があります。症状が無くなることを約束する治療ではありません
研究で、わかってきていること

研究でわかっていること

PubMed に収載された論文の抄録から、数字と結論だけを載せています。多くは観察研究で、因果を示したものではありません。

  • 「副腎疲労」について58の研究をまとめた系統的レビューは、検査結果が食い違い、医学的な状態として裏づける根拠はないと結論しています。(Cadegiani・Kater, BMC Endocr Disord 2016)
  • 貧血ではなくフェリチンが50未満で疲れを訴える女性198人の試験で、12週間の鉄の補充により疲労が47.7%減りました(偽薬は28.8%)。(Vaucher ほか, CMAJ 2012)
  • 東京の若い女性で、貧血ではない鉄欠乏は、疲れやすさ・怒り・緊張の訴えの多さと関係していました。(Sawada ほか, Biol Trace Elem Res 2014)

正直に、お伝えしておきたいこと

「副腎疲労」は確立した病名ではなく、当院はこの診断をつけません。アジソン病など副腎の病気が疑われる場合は、内分泌の専門医へ。ホルモン補充(ヒドロコルチゾン・DHEA)や高濃度ビタミンC点滴には、それぞれリスクがあります。心療内科・内科の治療を中断するものではありません。

分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではありません。当院で治療した方の経過は個別の記録で、同じ結果を約束するものではありません。

  • 結果には個人差があり、すべての方に同じ経過が出る治療ではありません。
  • 治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。
  • ホルモン補充(DHEA・ヒドロコルチゾン)の主なリスク・副作用:
  • 高濃度ビタミンC点滴の主なリスク・副作用:
  • 治療用サプリメントは医薬品ではありません。
  • ほかの医療機関で治療中の方は、その治療を中断するものではありません。お薬手帳をお持ちください。

担当医・監修

秦 俊昭 医師

秦 俊昭 医師|ハイジーア外来(分子栄養療法)担当

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医。防衛医科大学校卒業(1982年)、東京慈恵会医科大学大学院修了。防衛医科大学校病院・自衛隊中央病院などを経て、2013年より当院で分子栄養療法を行っています。

このページは 2026年10月15日 に、担当医が内容を確認しました。研究は PubMed の抄録で数字を確かめています。

よく聞かれること

「うつ病」と診断されていますが、受診できますか
できます。その治療と並行して、副腎ホルモンと栄養状態を検査で確かめます。薬の中止や変更は行いません。
保険は使えますか
使えません。自由診療です。原則として医療費控除の対象になります。
ホルモンを飲むと、やめられなくなりませんか
旧ページでは「ホルモンを補う期間はおよそ半年。副腎の回復には栄養が要る」としています。やめ方は医師が検査値を見ながら決めます。
初日に何をしますか
カウンセリングと医師の診察、採血・採尿で60分以上です。唾液の検査は自宅で行います。
「副腎疲労」と診断してもらえますか?
当院ではこの診断はつけません。医学的に確立した病名ではないためです。疲労の原因を、検査で一つずつ確かめます。

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診療体制

院名プレシジョンクリニック東京 ハイジーア外来(分子栄養療法)
所在地〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目8-18 グランベル銀座ビル3階(有楽町線 銀座一丁目駅 徒歩1分)
診療時間水曜〜土曜 10:00〜17:00 完全予約制 休診日 日・月・火・祝

初診のご予約

初診は予約制です。希望の日時をお知らせください。受付時間内にお電話で日時を確定します。

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受診は任意

第1希望(例:10月24日の午後)。第2希望もあればお書きください