一般には、摂食障害は自分を肯定できないことが原因であり、「心の病気」と言われています。
とくに母親との関係が良好でないなどの問題があると、摂食障害を起こしやすいと言われています。
ほんとうに、摂食障害は「心の病気」なのでしょうか?
クリニック・ハイジーアに来院される摂食障害の患者さまに多いのは、
「心療内科で、摂食障害のためのカウンセリング(心理)を受け、自分を理解できるようになったが、過食の症状は、まったく変わらない。」
または
「心療内科で、抗うつ剤などのお薬を処方されたが、過食の症状は変わらない。」
といった訴えです。
ナゼかというと、過食症の原因は、「心」ではなく、カラダに問題があるからなのです。
「過食症」や「過食と嘔吐」は、カラダの治療でおさまります。
では、過食の原因は、いったい何でしょうか?
過食の症状をお持ちの患者さまに共通して見つかる原因は、二つあります。
「低血糖症」と「満腹中枢と食欲中枢という二つの自律神経の機能低下」です。
低血糖症とは、簡単に説明すると、インスリンというホルモンが過剰に分泌されるために血糖値が下がりすぎてしまう状態です。その結果、低血糖から脳を守るために「食べろ!」という命令が起こりますから、自分の意志で食欲をコントロールすることができなくなります。
例えば、
「プチッ!とスイッチが入ったように、食べ始めたら止まらない!」
といった症状がある場合では低血糖症を疑います。
また、満腹中枢と食欲中枢は自律神経に支配されていますから、自律神経の情報を伝達するための伝達物質が無理なダイエットなどで極端に不足すると、「お腹がいっぱいになった。」という情報が伝達できないわけですから、いつまでも食べ続けることになります。
また、自律神経は満腹中枢と食欲中枢だけではありません。
冷える、浮腫む、だるい、疲れやすい、よく眠れない。
などの、さまざまな自律神経失調症状や不定愁訴の症状もあらわれます。
誰にも相談できずに、一人で悩んでいませんか?
「摂食障害」は一生治らないと、決めつけていませんか?
クリニック・ハイジーアでは、患者さまが「摂食障害」という負のスパイラルから抜け出し、体重のことなど気にしないで人生を思う存分謳歌していただけるよう、治療をおこなっております。
また、摂食障害の患者さまにとっての一番の願いは、「体重が増えないこと」ですよね。
しっかり根本から治療することで、下がってしまった代謝を向上させ、少しくらい食べすぎてもリバウンドしない太りにくいカラダ造りも、しっかり治療していきます。