アメリカで最近脚光を浴びているがんの補助療法に、静脈注射による高濃度ビタミンCの点滴投与があります。

ビタミンCは、

・免疫力を高める
・活性酸素を消去する(抗酸化作用)
・解毒作用
・鉄の吸収を助ける
・コラーゲン産生
・抗腫瘍効果(がん細胞のみを破壊)

などの効果があります。

特に、化学療法や放射線療法では活性酸素ダメージが問題となりますが、ビタミンCはそれらの治療の効果を損なわず、かつ副作用を抑えます。

またがん細胞にのみ選択的に毒性を示し、抗腫瘍効果を発揮すると言われています。

また、ビタミンCはコラーゲンを産生するのに必要であり、ビタミンC治療が奏効すると、「コラーゲンバリヤー」と言って癌の周りにコラーゲンでできた膜というか殻のようなものができて、癌が進行するのを防ぐのです。

がん組織ではビタミンCの含有量が低下していることがわかっており、ビタミンCの欠乏そのものががんの発生に関与していることが指摘されています。

この治療法はビタミンCの血中濃度を維持するのがポイントで、頻回の点滴注射と、自宅ではビタミンCの内服が必要になります。

末期がんで延命効果を認めるデータが多く発表されており、多くの患者様の福音になることは間違いないでしょう。

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