栄養療法は病態を選びません。

東洋医学と同じく、どのような疾患においても適用可能な治療法ですが、中でもいろいろな意味でメリットが大きいと言えるのが、がんに対する栄養療法です。

アメリカのがんの栄養療法の権威であるパトリック・クイリン博士は、がん治療における栄養療法の目的を次のように述べています。

・化学療法と放射線療法の効果を高めつつ、かつその副作用を減らす。
・栄養的に問題があるために、平均的ながん患者に起きる口内潰瘍、疲労、吐き気、脱毛、器官の薬物中毒などを、劇的に減らす。
・患者自身の免疫能力を高めて、体全体を通じて、がんと戦う免疫細胞の能力を強化する。
・体脂肪以外の体の組織が失われる悪液質という一般的な副作用をなくしたり、劇的に少なくする。
・食事の改善を通じて、がんの細胞だけを選択的に餓死させるのを促す。
・がんの拡がるのを抑えるような、自然自信のガン・ファイターを、植物から導入する。
・がん細胞だけを選択的に攻撃する栄養物質の大量投与によって、がんの活動を低下させる。
・化学療法や放射線療法そのものが、新たながんを生み出すことを防ぐ。
・遺伝的にがんになりやすいことがわかっている患者に、がんが再発するリスクを減らす。
・そもそもがんを起こす原因になった背後条件を変えることによって、がんの完全ないしは部分的退縮を起こさせるチャンスを顕著に増やす。

パトリック クイリン, Patric Quillin, 今村 光一
ガンは栄養療法で治る

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