放置しすぎですみません。

ちょっと気合が不足しています。。

以前取り上げたNHKの番組の本が出ていました。

好きなものだけ食べたい!と言う子ども達が増えているそうです。

何故好きなものだけ食べていてはいけないのか、子どもにちゃんと教えられますか?
それを知るにはとても良い本です。

お肉が悪く書かれているのはいただけませんが…。

この本に載っている聖徳大学発達臨床心理学教授の室田洋子先生の調査で、印象深いものがありました。

KFD(kinetic family drawings:動的家族画)という心理検査があるそうです。

「家族内の人間関係、コミュニケーションの質的な内容を調べる」ために考えられたものだそうです。

これを特に「家族が食事をしている絵」を描くということでコミュニケーションの質を捉えようとしています。

描かれた絵は以下のように判別されます。

「人間関係貧困型」
「意欲希薄型」
「強制感型」
「辺縁位型」
「人物包囲型」
「攻撃・脅迫型」
「人物下線型」
「コミュニケーション充実型」

最後の「コミュニケーション充実型」というのは、「家族のみんながいて賑やかにしゃべりながら食事をしている様子を描いている」タイプの絵だそうです。

小学4、5、6年生を対象にした調査で、この「コミュニケーション充実型」は1995年には46.7%だったのが、2005年には19.7%に減少していたそうです。

それに対して「人間関係貧困型」は、20.4%から40.3%に増加したそうです。

また、表現様式には4つのタイプがあることがわかったようで、中でも萎縮感を表す「構図・人物の萎縮タイプ」や、評価を気にする(自信がない)「消し書き・弱い筆圧タイプ」が増えているそうです。

そんな子ども達の絵を見ながら、涙が出そうになってしまいました。

「何を食べるか」もとても大事ですが、「誰と、どのように食べるか」も、とても大事なのです。

「家族で囲む食卓」をもっと大事にしなくてはいけない、と思います。

株式会社HYGEIA