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NEWS & BLOG | 妊娠された患者さまの例

おめでとぅ!!!\(^0^)/

(2026年10月 最新の研究を追記) HYGEIA通信

この記事でわかること

  1. 30代後半の患者さまで、避妊をやめて1年妊娠せず、クロミッドとタイミング法を半年受けていました。
  2. ヘモグロビンは11台で基準値内でしたが、貯蔵鉄を調べると重い鉄不足がありました。
  3. 栄養療法を始めて3か月後、2回目の採血の時に妊娠5週と確認されました。人工授精は行っていません。
  4. 2回目の検査では貧血と貯蔵鉄に改善がみられましたが、まだ不足していたため継続をすすめました。

昨日のカウンセリングではとても嬉しいことがありました。

挙児希望で栄養療法を開始され、3ヵ月後の2回目の採血にいらした患者様が、妊娠なさっていたのです!!

妊娠5週で、基礎体温も高く、他院での超音波にて胎嚢(赤ちゃんの部屋)も確認できたと…。

スタッフ中大喜びで、とてもハッピーな気持ちにさせていただきました。

患者様は30代後半の方で、結婚後しばらく避妊をなさっていましたが、避妊をやめて1年たっても妊娠なさらず、生理不順、基礎体温の低音と高温の差がはっきりしない、冷え性、情緒不安定・・・などの症状がありました。

婦人科でクロミッド+タイミング療法を受けていましたが半年たっても妊娠せず、主治医の先生から人工授精をしましょうか…、と言われたという段階で、当院にいらっしゃったのです。

血液検査のデータは、まず貧血。

そして極度の鉄欠乏で、鉄の貯金がほぼゼロと言っていい状態でした。

と言っても、通常の貧血の指標になるヘモグロビン値は11台で基準値内なので、普通は貧血とは指摘されません。

しかし、貯蔵鉄を見る項目(普通の病院では保険適応ではないのでチェックしません)を調べたところ、重度の鉄欠乏があったことが発覚したわけです。

本来はヘモグロビンは「基準値内に入っていればOK」なのではなく、特殊な事情(子宮筋腫による月経過多など)がなければ、女性であっても13は必要です。

貧血であるということは、確実にタン白質や鉄、ビタミンB群など「血液を作る材料が足りない」、すなわち「栄養失調」であることを意味します。

そのような状態では、当然冷え性などの循環不良を引き起こしますし、生殖機能にも影響を及ぼします。

良質な卵子や子宮内膜をつくるためにも、血液と同じように材料が必要な訳で、そのような環境が悪ければ当然不妊の原因となり得ます。

特に鉄はコラーゲンを作るために必要であり、不妊症の方の多くは鉄欠乏です(子宮の内膜は粘膜(=コラーゲン)ですから!)。

鉄だけでなく、タン白質・ビタミンA・B・C・亜鉛…、すべての栄養素が、妊娠の成立には必要です。

特に不妊や流産、胎児奇形などとの関連性が指摘されているのは、葉酸・ビタミンA・亜鉛・鉄あたりです。
(註:貧血がなければこれらの栄養素が充分ある、というわけではありません。詳細な解析が必要です)

この方は他に大きな原因がなかったので、栄養療法でこれらの悪条件が改善したことにより、人工授精も行わず自然に妊娠されたのだと考えられます。

2回目の血液データでは貧血の改善、貯蔵鉄の上昇など素晴らしい改善を認めましたが、まだ不足の状態でした。

妊娠中こそ、健やかな胎児の発育のために栄養素が必要なので、栄養療法の継続をおすすめしました。

無理せず、赤ちゃんが元気で育ちますように…

栄養療法による不妊治療についてはこちら☆

この症例の治療について(2026年10月 追記)

治療の内容
貧血と鉄の不足を中心に、血液検査の結果にもとづく分子栄養療法。婦人科でのタイミング療法と並行(記事の記載)
治療の期間
約3か月で2回目の血液検査
費用(自由診療)
検査 16,500円、約3か月ごとの再検査 11,000〜16,500円と診察料 5,500円(いずれも税込・2026年の料金)。治療用サプリメントは処方の内容で変わります。記事の当時の費用とは異なります。治療中の費用は、最初の3か月で月5〜10万円が目安です。
主なリスク・副作用
まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。服用中の薬がある方は、医師にお伝えください。
標準的な治療との関係
不妊の標準的な治療は、タイミング法・人工授精・体外受精などです。当院は体外受精を行わず、不妊治療クリニックをご紹介します。栄養療法は、その治療と並行して行うものです。
結果について
この記事は一人の患者さまの記録です。同じ治療で同じ結果が出るとは限りません。

妊活のこと、からだから整えてみませんか

血液・尿検査(60項目以上)で栄養状態を確かめ、不足を補う外来です。初日のカウンセリングは無料です。

妊活の下地づくりについて、くわしく見る

最新の研究でわかっていること(2026年10月 追記)

2007年の記事に追記

原因のはっきりしない不妊では、治療の途中や待機中に自然に妊娠する方が多くいます。一人の例で、妊娠の理由を栄養療法と決めることはできません。

PubMed の抄録で、数字と結論を確かめた論文だけを載せています(PMID・DOI つき)。上の本文は 2007 年に書かれたままです。

当院でできること

検査と治療
60項目以上の血液・尿検査で、貯蔵鉄・たんぱく質・ビタミン・亜鉛・血糖の動きを確かめ、不足している栄養素(治療用サプリメント)と食事の見直しで体の側を整えます。約3か月ごとに再検査します。
費用(自由診療・税込)
初日の検査 16,500円/再検査 11,000〜16,500円/診察料 5,500円。治療中の月あたりの費用は処方で変わります(最初の3か月は月5〜10万円が目安)。くわしくは 治療費用。
治療を検討する前に知っておいていただきたいこと
自由診療で、保険診療の代わりになる治療ではありません。分子栄養療法は、すべての方に同じ結果が出る治療ではなく、記事の中の例は個別の経過で、同じ結果を約束するものではありません。治療用サプリメントで起こりうること:まれに、IgG 食物アレルギー反応(食べ物に対する遅れて出る反応)が出ることがあります。

執筆・監修:矢崎 智子 医師(2007年の本文)|杏林大学医学部卒業の産婦人科医。2005年にハイジーア外来を開設し、院長として分子整合栄養医学と東洋医学による診療を行った
2026年10月の追記(最新の研究)の監修:秦 俊昭 医師(日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・ハイジーア外来 担当)

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よく聞かれること

ヘモグロビンが基準値内なら、鉄は足りていますか?
ヘモグロビンが正常でも、貯蔵鉄(フェリチン)が少ない方はいます。妊活の前に一度調べておくと安心です。フェリチン(貯蔵鉄)が低いと、妊娠・体外受精はどうなるか
妊娠を考えたら、どの栄養素から始めますか?
葉酸は、妊娠前から飲むと神経管閉鎖障害を減らせることが試験で示されています。ビタミンAは、妊娠中のとりすぎに注意が必要です。
栄養療法中に妊娠したら、続けてよいですか?
妊娠中は、必要な栄養素の量や注意点が変わります。産科の主治医と相談しながら内容を調整します。妊活の下地づくり
費用はどのくらいかかりますか
自由診療です。初日の検査 16,500円(税込)。治療中の費用は処方の内容で変わります。治療費用 をご覧ください。

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受診は任意

第1希望(例:10月24日の午後)。第2希望もあればお書きください